2012年ロンドンオリンピックに暗雲?

景観やインフラとは少し異なるのですが、ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏がじきじきに2012年ロンドンオリンピックの財政アドバイザーに指名したデビッド・ロス氏が突然辞任したとのニュースがBBCやいろいろなメディアに載りました。BBCはCarphone's Ross quits 2012 role というヘッドラインで12月9日に報道していますし、建設専門誌のNCEもRoss quits 2012 Olympic jobとして報道しています。

このロス氏はThe Carphone Warehouse(欧州全体で1700店舗を有する欧州最大の独立系携帯電話販売業会社)の創始者の1人で、オリンピックが予算超過に陥らないよう、また国営宝くじで調達された資金が適切にオリンピック関連イベントに配分されるのを監督するというのがオリンピック委員会での役目でした。

いろいろなニュースを総合するとオリンピック担当相のテッサ・ジョエル氏とロンドン市長のジョンソン氏はロス氏から全職務から辞任するとしたE-Mailを受け取った。当然、突然辞任する理由があるわけですが、他の取締役に報せずに、数百万ポンド相当の株を個人的なローンの担保として使用したというのが発覚した(証券市場における違反行為の恐れあり)ことが原因のようです。

ジョンソン市長は「いや、2012オリンピクで緊急に対処しなければならない問題を指摘してくれたりと彼はこの7ヶ月間よくやってくれたし、貴重な人材を失うのはイタイ。」と談話を発表していますが、これは政治家ならではのコメントですね。

当のロス氏はThe Carphone Warehouseの役員に加えオリンピック委員も辞任したわけですが、彼の辞任は当然だとしても、ジョンソン市長が指名した人々が次々に辞任していることから、彼を指名した同市長の任命責任を問う声が上がっています。

オリンピックまでにこの不況が回復するのか、多難ですねぇ。
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by fukimison | 2008-12-12 11:37 | プロジェクト  

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