インフラと中東戦争

環境系のお話が2日続いたので本日は少し方向を変えて、アラブ首長国連邦(UAE)全体で2008年に建設契約が85%下落したという調査結果からみ導きだされるドバイの建設バブル崩壊や中東での請負業者倒産をお伝えしようかと思っていました。

これら中東情報を集めていくうちに、そういえばイスラエルのパレスチナ攻撃により中東の政治不安が高まり、これに呼応してNYの原油価格が再び上がりだしたのを思い出しました。今回の金融危機に加えガソリン価格の不安定さは、改めてインフラ投資への意欲を削ぐでしょうね。

と考えたところで子供の頃からずーと中東戦争は続いており、以前は第××次中東戦争といわれていたのが、最近では数字がでないところを見ると数えられなくなったのかしら、でも一体なぜいつまでも続くのと思い、本日はインフラや景観形成の裏にある事柄を考えてみました。

中東のビジネス情報サイトMEED(MEEDは50年前に中東で設立されたイギリス系の出版社で中東の情報を西欧に伝えています)Gaza pays the price for Israeli fearsという記事がありました。

この記事を要約すると「クリスマスに始まったイスラエルの攻撃で2000人近くのパレスチナ人が死亡した一方で、イスラエルの死者は4名。この不均衡さ、市民を巻き込んだ攻撃としてアラブやイスラム世界がイスラエルを避難する理由となっているし、国連やEUは停戦を求めている。イスラエルはイスラム原理主義のハマスをテロ集団としてガザ地区から排除しようとしている。(これに関してはアメリカも同じ)しかし3年前の選挙でガザ地区の人々はハマスをパレスチナ評議会に選出した。

イスラエルの度重なる攻撃にも係らず、ガザでのハマス人気は衰えない。ガザの抱える問題の本質は、イスラエル指導者は平和を求めると主張しているものの、それを実現する能力に欠けていることだ。最も重要なのはガザとヨルダン西岸のパレスチナ人の権利、エルサレムの最終的な位置づけ、およびパレスチナ難民の将来だ。

現実主義者はイスラエルと西欧にとり唯一の現実的選択肢は、現実を直視しハマスとの対話を始めることだと主張する。しかしこれが実現したとしても、1967年から占領し支配してきたパレスチナ地域で重要な自決権に確かな見通しを提供できない限り会談は意味が無い。イスラエルの大多数がパレスチナ人の自立国家が不可避なだけでなく、それが望ましいと認めることを示した時にのみ、可能となろう。

パレスチナ人はイスラエルの穏健派を説き伏せるためにもっと活動すべきだ。しかし最大の障害はイスラエル内での国境の位置に関する意見の相違であり、平和が同地方に訪れた際の果たすべき役割であろう。
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by fukimison | 2009-01-07 12:00 | つれづれ  

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