米、グリーンビルディング協会のニュース

大抵、欧米の建設専門誌、大手英字新聞などなどを見て面白そうな記事を探すのですが、本日は久しぶりに米グリーンビルディング協会を見たところ、Real Estate Investors benefit from Green Building Momentumという記事があり、記事の論旨よりも、記事内に引用されている数字に驚かされました。

まずロサンゼルス周辺の不動産売買リストにある住宅の90%が担保物件だとういうこと。サブプライムの破綻=カリフォルニアの土地バブル破綻とは理解していましたが、90%が抵当流れ物件というのは凄い。

McGraw Hill Constructionのグリーンビルアウトルックによれば、2005年にグリーンビル建設は100億ドルであったものが、2008年にほぼ500億ドルに増加した。さらに2013年までにこの数字は1500億ドル近くにまで伸びると予想されている。
建設費用が従来のビルに比べ数%高くつくグリーンビルですが、環境問題からグリーンビルが伸びているというのは知っていましたが、ここまでとは思いませんでした。

建設費は高くつくものの、その後のライフサイクルコストは別です。カリフォルニアにある環境保護庁ビルのグリーンビルですが、システムキャリブレーション、モニタリングやエネルギー性能の維持管理によって、年間ほぼ20万ドルの節約が可能となります。さらに建物外側の照明システムに加え営業時間外の暖房、照明コントロールはさらに年間11万ドルの節約をもたらします。全体として省エネの改善、運営および従業員の教育に50万ドルが投じられましたが、これらによって年間61万ドルが生み出されているというか節約になっているそうです。つまり初期投資は1年弱で回収されたことになります。
この建物のグリーンビルプロジェクト 概要によれば、8%の資本家率を利用し計算すると年間の費用削減はこのビルの資産価値を1200万ドル近くも増加させるものとなっています。

グリーンビルの建設費用や改築費用は高価についても、その効果はあまりあるということです。
グリーンビル事務局のニュースですから若干は割引をしたとしても、充分検討に足る事例といえましょう。

やはり従来型の建築開発は曲がり角にあるという証明のようです。
[PR]

by fukimison | 2009-01-13 17:33 | グリーンビル  

<< フィジーで洪水 イスラエルの海水淡水化プラント >>