香港、マイナス資産物件が1万軒を突破

韓国の橋梁のようなある意味スジの良いインフラの話が少ないです。
巨額な資金を必要とするインフラは、それだけ、食い物にされる確立が高いということかもしれません。

そんなことを考えつつ本日はこの金融収縮の影響をもろに受けている不動産のお話です。
日本でも不動産価格が下落した、東京都心部は9%の下落という記事が朝刊に出ていました。
先日の風力発電プロジェクトが頓挫しかかっている英国ですが、ポンドは昨年の今頃に比べほぼ半分になっています。英国より強力に金融立国を目指したアイスランドは国が破綻しています。

金融立国というか、やはり経済中心で動いている香港の記事です。
香港のThe Standardという英字新聞がありますが、ここが2月3日にNegative equity soarsという記事を掲載しています。

金融危機が不動産価格に痛手を与えたことで、住宅ローン残高が物件評価額を上回るマイナス資産物件、いわゆる含み損を抱えた物件が2008年の第4四半期にほぼ11,000軒を数えるまでになった。香港金融管理局( Hong Kong Monetary Authority:HKMA)は、2008年9月末の2,568軒に比べ12月末は10949軒と4倍となったと発表。さらにアナリストは、不動産価格は大方10-15%下落すると予想されることから、今年この数字はさらに倍になるだろうとしている。

香港で最も含み損軒数が多かったのは2003年6月のSARS大発生の時で、この時は105,697軒に達しています。今回はまだ一桁違いますが、このまま進めば2万の大台に至るのは必至でしょう。不動産価格は高級物件の下落が大きく、30%に至っているそうです。HKMAによれば、第4四半期のマイナス資産の総抵当物件額は前の四半期から313%上昇し、248億香港ドルに達し、ローン資産価値比率は107%から112%へ上昇したそうです。

以前、ロンドンの不動産についてみた時、本当の高級物件の下落の方が低かったのですが、香港の場合は結構高いですね。香港の方が居住面積が狭いだけに需給バランスから行くとそれほど下がらないと思っていたのですが、なぜでしょう。

ロンドンの超高級物件(1000万ポンドの価格帯)も昨年9月以来の5ヶ月間で、その20%を失っており、アナリストは今年(2009年)中頃に底を打つとして、ピーク時に比べ30から35%の下落であろうとしています。

インドも不動産物件が下落し、これからの販売物件の値下げも言われていることから、世界経済を牽引してきたといってもこれらの国々はまだまだ経済基盤は脆弱なことから、総簡単には回復は望めないかもしれません。

そうなると、やはり、グリーン・ニューディールでしょうか?
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by fukimison | 2009-02-04 11:32 | 不動産  

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