英国で発電所建設

英国は2050年までに1990年比で温室効果ガスを80%削減するとという大きな目標を掲げており、沖合い風力所の建設や潮力発電の研究に熱心です。しかし、まだまだ安定供給には遠い、コスト的にも難しいというのが現状なのか、新しい発電所しかもcarbon capture and storage (炭素地中隔離技術:地質が持つ炭素貯留能力や海洋が持つ炭素吸収能力を活用し、二酸化炭素を隔離する技術。この技術によって、火力発電所から発生する二酸化炭素を長期間にわたって地下に固定することができる・詳しくはEIC参照)が設置される計画とはいえ、所謂ガス火力発電所3カ所の建設をNCEが3,900MW in new power approvedと伝えています。決定しています。これは2015年までに数ヶ所の発電所が役目を終え閉鎖されることに伴い、計12ギガワットの電力不足が見積もられており、これを補う目的で建設されます。

この3カ所の発電所とは
1、南西ウェールズに2,000メガワットのコンバインド・サイクル・ガスタービン(複合サイクルガス発電)による発電所
2、ヨークシャーに900メガワットの(integrated coal gasification gas-fired power station:IGFC・石炭ガス化燃料電池発電)による発電所
3、ノーフォークに1,020メガワットの複合サイクルガス発電所

この中で注目すべきなのはIGFCの採用でしょう。これは簡単に言えば、発電所の燃料として水素を生成するために石炭を利用する、もう少し詳しく言うと石炭ガスを燃料とし、蒸気タービン・ガスタービン・燃料電池という3種類の発電技術を組み合わせるもので、ガス化炉の特長と構造、 燃料電池の種類と特長のベストミックスといわれているものです。

一方でCombined Heat and Power Association(熱電併給システム協会)の事務局長は単に発電するだけの発電所ではなく、あわせて廃熱を利用する施設を選ぶべきであり、今後20年にわたり英国内に数千の職場を確実なものとする持続可能なエネルギーインフラに投資すべきであろうと発言しています。

熱伝併給システム、日本風に言うとコージェネですが、利用できるものは全て利用する、しかもこの時期です、職場の創生というのは魅力でしょう。
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by fukimison | 2009-02-06 10:35 | 公共財  

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