北京、CCTV新社屋火災

朝刊にCCTVの新社屋が火災で焼失したとあり、びっくり。

あのオランダの有名建築家Rem Koolhaasがデザインした中央部が抜けた変形四角形のビルが燃えたのと思い、急いで調べたところ、その北隣にある高層ビルが焼けたことが分りちょっと安堵というか、まあ、なんとも微妙です。

you tubeにも上がっていますが様子の分りやすい写真はこちらCCTV Fire Photosでしょう。

火災ニュースは朝日や産経も報じていますが、やはりこういうときはロイターが分りやすいです。Fire claims building at CCTV Beijing headquarters
要約すると2月9日月曜日は旧正月から2週間目にあたるLantern Festival(元宵節)で町中が夕方から花火や爆竹で祝っていた。その最中にCCTV新社屋ビル群をなす高層ビルで火災が発生し、ビルは6-9mの高さの炎に包まれ、5階から上のフロアが炎上した模様です。CCTVの製作および放送ユニット本部は隣接するコールハースデザインのビルに入居していますが、炎上したこのビルの最上階は2009年に開業予定のマンダリンホテル、劇場、レコーディングスタジオ、映画館があり、これらはどうなったんでしょう?

類焼を免れた本社ビルの説明を少し。
オランダのコールハースが設計を担当しアラップ社が4年の歳月をかけて建築したもので、北京オリンピックの時に一見完成しているように見えていましたが、内装・外装そして本当にそこで仕事ができるまでになるのは2009年になってからという手の込んだ建物です。

75mのカンチレバーフロアが、北京市の上空167m高さで2本の高層ビルを繋ぎとめているといったらビルの形状が分りやすいかと思います。言葉で説明するのはとても難しいのですが、対角に位置する高層ビル(南・北とする)は内側へ斜めにかしぎ、その上部からそれぞれ水平に(東方向へ)カンチレバーフロアが延びて接合すると共に、地上でもそれぞれ水平に(西方向)に低層部の建物が伸びて接合する、真ん中の空いた(ドーナツ状の)平行四辺立体で、なんでも北京市民は「でかパン」と呼んでいるそうで、なんとなくそんな形です。構造計算や基盤建築大変だったろうし、コンピューターがなければ建設できなかっただろうとつくづく思う建物です。建設入札に提出された写真が綺麗です。このビルは高さは230m、延べ床面積40万平方メートル、今回焼失した高層ビルは延べ床面積11万5000平方メートル

CCTVが建築物として良いかどうか、また北京の景観にふさわしいかどうかは別にして、建築家は建ててみたいものだろうと思います。火災といえばオーストラリア、今回の北京の火災にしても数時間で年単位の努力が消えてしまう、なにもいえないです。
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by fukimison | 2009-02-10 11:06 | つれづれ  

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