英、PFIプロジェクトの見直し求める

PFI発祥の地である英国でPFIをやめて、以前のように直接設計家と契約すべきだという声があがっています。もともとPFIは、すべて国がしようと思っても無理がある、営利を目的としないので費用がかかりすぎる、計画から実施に至るまで時間がかかりすぎるといった理由で始まったものだと理解しています。それに英国が立ち直ったのはサッチャー政権でPFIを押し進めたからだという説もあります。

それから30年近く過ぎ、PFIに合うもの、合わないものがはっきりしてきたというのがあります。
本家英国ではこういった風潮が大きくなっているのに、遅れてきた日本はPFIで効率化といっているのがちょっとね、ですし、逆に先人の失敗例から学ぶというのが重要でしょう。

そして今回の記事はGovernment should scrap PFI, says Rogersというもので、英国の著名な設計家のロジャース(レンゾ・ピアノと組んだポンピドーセンターで有名になり、代表作としてはロイズビルなどがあります)が「政府はPFIをやめ、税金を直接グリーンビル、公共インフラ、学校や病院にまわすべきだし、設計家を直接雇うことをもっと行うべきだ」と言ったというものです。

ロジャースは労働党のお友達で政府で建築関係のアドバイザーを務めていたこともあります。

彼の意見はPFIをやめることより、建築家をもっと雇用せよに重点が置かており、これは元RIBA会長も同意見で「PFIは茶番になりつつある。PFIはデザイン、費用管理や維持管理において酷いものをうみだすことしかしないし、プロジェクト自体で資金調達もできない」と酷評しています。

PFIは道路や水道といった施設のほか学校、病院や刑務所にも利用され、とくに病院には多く見られる形態ですが、確かにとっても上手く行ったという記事は見かけた記憶がありません。

もっと効率的に実施するため調達方法の改善は必要だけど、PFIでする必要は無いというのが結論のようです。

明日から2週間ほどお休みをいただきます。
4月ぐらいからまた本格稼動しますので、どうぞご贔屓に
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by fukimison | 2009-03-09 09:46 | プロジェクト  

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