サルコジ大統領、パリの将来計画を発表

4月29日のロイターはフランスのサルコジ大統領が発表したパリの将来計画を伝えています。
この記事によれば、10年の歳月と350億ユーロをかけ、パリを緑豊かな大都市へ変革するとしています。計画の核となるのはパリ市を取り巻き、新規に建設される一連の経済技術センターを結ぶ全長130kmのメトロラインと年間7万戸もの住宅建設を可能とする、より柔軟な計画法だとあります。

発表場所がシャイヨー宮にある建築博物館というのはナイスです。

同大統領は、この工事は2012年までに開始されるはずと述べています。この2012年とは同大統領の任期が終わる年でもあります。

フランスはそれこそ王政時代から王(大統領)は大型建造物を建造する、都市の再開発を行うというのが伝統で、ポンピドーセンターやルーブル博物館のガラスのピラミッドが記憶に新しいものです。そしてサルコジ大統領はパリ市の再開発です。

イル・ド・フランス県は人口1200万、フランスGDPのおよそ3分の1近くを占めていますが、開発はパリとそれを取り巻く郊外の間ではっきりと違いを見せています。観光客が楽しむパリ市は厳しい建築基準法で守られており、これを一歩離れた郊外地域は逆に苦しめられてきました。

この交通が不便で政治の道具に使われ、2005年の暴動の始まりともなったパリ郊外を活性化する計画は、ロジャースやヌーベルをはじめとする10人の国際的な建築家の提案になるものです。

英ビルディング誌にある10人のイメージ図をみるとなかなか凄いです。

広いテラス、緑の広場はよいのですが、なかにはガラスの高層ビルもあったりして、パリ中心部からの遠景がどうなるのか、気になります。

この10人の建築家は下記の通りです。
Richard Rogers, Rogers Stirk Harbour & Partners/London School of Economics/Arup
Yves Lion, Groupe Descartes
Djamel Klouche, l'AUC
Christian de Portzamparc, Atelier Christian de Portzamparc
Antoine Grumbach, Agence Grumbach et associés
Jean Nouvel, Ateliers Jean Nouvel
Bernardo Secchi et Paola Vigano, Studio 09
Finn Geipel, LIN
Roland Castro, Ateliers Castro/Denissof/Casi
Winy Maas, MVRDV with ACS + AAF.
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by fukimison | 2009-05-01 11:27 | プロジェクト  

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