グリーン(環境配慮)はお金になる?

建設・都市計画、これを行うのにはお金がかかるのでどう資金を工面するか、建てた後の維持も計算にいれないといけない、これに加え最近はお金だけでなく環境に配慮という点も重要です。
特に環境に配慮したグリーンビルは注目を浴びています。これの関係記事は以前にもご紹介しています。

そして本日は4月21日付けInsurance Journal誌のIt's Not Easy Being Green; But It's Profitableをご紹介します。

記事によるとグリーンビル市場は経済苦境にもかかわらず、順調に伸びているそうです。

Fireman's Fund Insurance社(ハリウッドで撮影される長編映画の75%に保険を提供しているそうです)は2006年10月に業界で初めて商業グリーンビル向け(不動産・災害)の保険を売り出した会社ですが、その2年後の2008年12月のMarsh社によるGreen Built Environment in the United Statesレポートによれば、AIG, Zurich, CNA, Travelers, Liberty Mutual そして Chubbといった大手各社がこの市場に参入しているそうです。

2013年までにグリーンビル市場全体(居住・非居住用をあわせ)2倍の規模になると予測されています。今日、グリーンビル産業は商業および施設建設市場の10から12%、約360億から490億ドルだとみつもられていますが、McGraw-Hill社の予測によれば、新規商業および施設建設の20%から25%、960億から1400億ドルへ伸びると予測しています。しかも米グリーンビル協会によれば、この数字は低めだろうということです。

幾つかの調査は商業不動産所有者が非グリーンビルのグリーン化に興味を示していることを示唆していますし、商業ビル所有者の45%は2009年にビルに持続可能性を高める投資を行う計画だと述べたとしています。McGraw-Hill Constructionの2008 SmartMarket Reportによれば住宅所有者も、節約や環境配慮の点からグリーン住宅の購入や住宅のグリーン化を模索しているそうです。

しかしながら保険会社の目からみると、市場は大きくなっているけど、まだまだ未開発の分野で適正な保険を作り出すのは難しいようです。損害があった時に保険が低く見積もられていたり、高すぎる保険が掛けられていたことを避けるため、適切な価値決定を行うことが重要というのはどの保険でもおなじですが、特にグリーン保険をかける過程では重要な課題だとMarsh社の Green Builtリポートは記しています。さらに一般の商業保険は交換費用ベースで作られており、改善ではないのに加え、州や連邦の建築基準法の改定も頭に入れておく必要があるとしています。

これを裏付けるようにUSGBはつい先月(4月27日)にLEEDの第3版を発表しました。

グリーン化におけるリスクと非グリーンによるリスクの比較となると、どうも良く分らないというのが現状のようです。
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by fukimison | 2009-05-08 11:10 | グリーンビル  

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