新手の不動産ファンド

たびたび不動産情報をお伝えしてきましたが、主にワイドショー的というか、世界で一番高い住宅地や住宅といったものでした。自分の生活とは遠いところで発生したサブプライム問題がここまで社会や生活に影響を与えるのか、といった驚きから今回は少し毛色の違った記事をご紹介します。

これは5月19日付けのIndependent紙に掲載されたPaulson bids to make new killing in real estate marketという記事です。

「サブプライム抵当権に対抗して何十億ドルもの資産を作ったヘッジファンド王が、不動産価格が反発した再に利益を上げる新ファンド立ち上げの最終段階に至った」というリードで始まる記事です。この話題のヘッジファンドですが、Paulson & Coで、このポールソン氏についてはこちらのサイトをご参照ください。

このポールソン氏はサブプライムに対するCDSで名前を挙げるまでは余り有名人ではなかったのですが、2007年に37億ドルかせぎフォーブスの資産家リスト入り、しかも世界で74位のお金持ちだそうです。今年は恐らく20億ドル稼いだだろうと業界紙は伝えています。

Paulson & Co自体は1994年に創立ということでたったの15年です。そしてインディペンデント紙によるとほぼ290億ドルの資産を運用とあります。

肝心の新ファンドですが、ポールソン氏によるとこの「Real Estate Recovery Fund (不動産回復ファンド)」は未公開株式の形態を取る予定だとのこと。この新ファンドのために同社はあのリーマンブラザースの不動産PEチームにいたMike BarrとJonathan Shumaker氏を雇用したとのこと。また一連の住宅産業に対し後退圧力が引き続きかけられること、不動産部門に対する資本の欠如を考えに入れると、将来多数の投資機会が見込めるとしています。

同社にとり不況下に喘ぐ産業に重点投資するファンドはこれが初めてではないものの、米経済の先行きは弱含みであり、景気後退は2009年後半から2010年にはいるまで続くだろうとしていることから、これらのファンドも短期的な利益を見込むものではないそうです。
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by fukimison | 2009-05-20 10:53 | 不動産  

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