中東で仕事をするということ

世界に建築専門誌はいろいろとありますが、米国に比べると英国の物が何となく面白く、特にBuilding誌は今週の事件とか、誰が誰を訴えている、といったワイドショー的なセクションがあったりするのがこれが英国人のメンタリティーだろうか、と感じて面白いです。

そんなことから本日はワイドショー的な記事を選んでみました。元記事は6月12日付けのPanceltica bosses flee Qatar over jail fearsです。

記事はカタールを本拠とするスチール鋼材請負業者のPanceltica社の役員は地元開発業者であるBarwa社との法廷闘争が激化し、有罪に書せられる懸念からドバイへ出国したという過激な言葉で始まります。カタールの首都ドーハでBarwa社は計2000戸の住宅開発計画(3億4300万ドル)を実施しています。騒動はこの建設に関連したもので、Barwa社とPancelticash間で契約変更、下請け契約の締結、遅延による損害の可能性といったことに関して問題が持ち上がり、2008年12月から工事は中断されていました。

Panceltica社の重役David Ball氏(名前からすると英国人でしょうか)を含む数人は弁護士から不渡りの小切手を切った場合、カタールの法律により収監される、または出国が禁止される恐れがあると忠告を受け、それとばかり逃げ出したというのが記事内容です。

いろいろと問題があれば支払いを受けられないというのはどの国も当たり前のことですが、今回、事件をややこしくしていることにBarwaは施主でありながらPancelticaの出資者でもあることです。

BarwaはPancelticaに支払わない、pancelticaは下請けに支払えない、会社が不渡りを出したのに、雇われ重役は収監される。カタールの拘置所、どんなところなんでしょう?
なんとなく、江戸時代を思い出します。
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by fukimison | 2009-06-12 16:47 | つれづれ  

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