ロジャースの反撃

もういい加減にチェルシー問題は終わりにしようと思うのですが、イギリス人はクールという評判ですが、実際はなかなか熱い人が多いようでロジャースが反撃にでました。

2年半の歳月をかけ、10億単位の仕事が鶴の一声で消えたのですから腹も立つし、こういうことが前例になってはいけないという正義感もあるようです。

まず、6月16日付けのガーディアン紙のインタビュー記事Prince Charles wrecked my Chelsea project'「チャールズ皇太子はチェルシープロジェクトを破壊した」と攻撃的です。出だしは先週の金曜日の朝9時にオフィスの電話が鳴った。相手はカタールの王族で悪いニュースを伝えてきたと大変ドラマチックです。
簡単に言えば、ロジャースにとって皇太子の干渉はパタノスター広場、オペラハウスそしてチェルシーと三度目だそうで、皇太子の介入に関する憲法上の正当性について公式調査を求めるとしています。

ガーディアン紙だけでなく、BBCもArchitect Rogers angry at Prince 「建築家ロジャース氏、皇太子に激怒」としてインタビューを報道しています。

大体においてガーディアンに載っているのと同じようなことですが、BBCの方は「こういった前例があると、計画半ばで皇太子の好みで干渉がおきることを恐れる外国企業が英国に投資しなくなる」と言っていますが、それはちょっとどうかなぁ。

ロジャースはチェルシーの計画を自分のアトリエが作り出した中でも最高のクオリティーの1つだと絶賛しています。

正直に言えば、建築、デザイン、開発でこれだけ議論が出る、報道される、熱くなる英国がうらやましいです。もっともっといろいろな角度から議論される土壌が日本に欲しいなぁとつくづく思います。
[PR]

by fukimison | 2009-06-16 21:27 | 景観  

<< フランスで環境に配慮した自動車... チェルシー再開発白紙撤回 >>