マイケル・ジャクソンの収支

King of Popといわれたマイケル・ジャクソンが亡くなって数日経ちましたが、死を巡る報道は泊まりません。そんななかWJにWhat Is Michael Jackson’s Estate Worth?という記事が出ました。

記事は「何百万枚というレコード売り上げにも係らず、マイケル・ジャクソンはアラブの王子達より湯水のようにお金をつかった」として始まり、なかなか過激です。

MJは5億ドルの負債を抱えていたと言われています。しかし251曲ものビートルズの楽曲の権利を含む音楽出版カタログの所有権の50%を購入したりと、財務的な投資はお上手です。彼自身の楽曲を加えると、その資産は5億から10億ドルに達すると推算されているそうです。気になるのは最終的な収支ですが、おそらく金利で雪だるま式に増えてゆく負債よりもMJの資産価値の方が上回るだろうと記事は伝えています。

インフラあれこれ的に気になるのはMJのNeverlandはどうなったのか?いま誰が所有しているのか?あの価値はどの様に変化する(した)かです。

MJの最近の資金提供者にはロスの不動産企業Colony Capitalの創立者、Thomas Barrack氏が含まれており、同氏がNeverlandを2200万ドルで購入しさらに数百万ドルをつぎ込んでリセールに向け改築を進めているそうです。

そこでNeverlandに関する記事を見たところ6月13日のWJのEconomic Reality Prompts a Makeover at 'Neverland' に詳しい情報がありました。

Neverland、年をとらず子供のままでいられる魔法の国、でも2005年に子供に対する性的虐待で無罪にはなったことでトラウマを抱え、もう二度とNeverlandには戻らないとしてMJは立ち去ったとあります。

これ以降、2600ヘクタールの敷地にあったメリーゴーラウンドやローラーコースターといった乗り物、象にオランウータンは運び出され、二つあるヘリコプターの発着所もカラ、建物にはこうもりが住み着き荒れ果てていたのが2009年1月から様子が変わったそうです。なぜなら2008年春、MJはNeverlandを裏づけとした2450万ドルのローンが焦げ付き、その結果Colony社が2300万ドルでこれを購入し、MJの名前を加えたJVを設立したそうです。

Colony Capitalは80人超の作業員を送り込み、300万ドル超を投じて新たな造成や電気、配管システムの修理を行っています。Colony社のプロジェクトマネージャーが「ケニヤと英国の田舎にある領主の館の融合」と称するサバンナ的な草原に建つチューダー様式の建物のあるこの大農園は売りに出される日も近いとあります。

Neverlandを不動産市場に出す前にColony社は名前を変え、地元チャリティー団体に資金集めのパーティーを行なうことを認める計画だとあります。(イメージ戦略ですね)

最終的にColony社は7000万ドルから9000万ドルを稼ぎ出す計画だったそうですが、さてどうなるのでしょう。

元々Neverlandは1981年に開発業者のWilliam Boneにより建設され、シカモアバレー・ランチと名付けられたそうです。それを1987年にMJが1950万ドルで購入。3500万ドルを投じて動物園にゴーカート・トラック、蒸気機関の列車が走る線路の敷設と本格的遊園地に仕立て上げました。

消息筋によると、ピーク時にNeverlandでは150人の従業員が働き、年間1000万ドルの維持管理費が費やされたそうです。
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by fukimison | 2009-07-01 11:06 | つれづれ  

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