南ア、ワールドカップサッカー開催に暗雲

ついこの前ドイツ大会があったと思ったら月日のたつのは速いもの、日本はアジア地区での代表権を勝ち取り、南アのワールドカップサッカーに出場が決まりました。しかし肝心の主催地ではストライキによりスタジアムの建設が遅れ、開催に?が出ているそうです。

これは7月15日付けNCE誌がStrike threatens 2010 World Cup finalとして報道したものです。

記事は建設作業員は13%の賃上げ要求を12%へ下げたものの、11.5%の雇用者からの提案は拒否したという文で始まっています。
しかしBBCはS Africa stadiums strike ending を掲載し、12%の賃上げで妥結し、作業は木曜日から再開されると報じています。

しかし1週間に及んだストライキは来年夏のワールドカップに向け、すでにタイトな状態になっている今年12月までに完成予定の工事プロジェクトスケジュールに、さらに大きな問題を投げかけるでしょう。

南アといえばアパルトヘイト、人種差別による暴動が代名詞のような国、それほど富裕な国というイメージはなかったのがワールドカップサッカーが開催できる国になったと思えば感無量です。

現在2010年の開催に向け、5つの新スタジアムが建設中であり、当然これらを結ぶ道路は整備され、南アフリカ初の地下鉄が開通の予定です。

6月18日付けのNCE誌はSouth Africa: Fever pitchと題して、世界的な不況にも係らず、ワールドカップサッカーに向けた工事で南アは影響を余りうけていないとした記事を掲載しています。

世界中から観客を集めるサッカーです。スタジアム、道路、鉄道だけでなく、アフリカ諸国では恒常的な電力不足解消のための新しい石炭火力発電所、沿岸部のダーバンから工業地帯のGautengへ至るパイプライン、住宅建設、港湾整備や水道プロジェクトがすすめられています。

そうした中でのスタジアム建設作業員のストライキです。もともと工事は遅れていて、FIFAは2009年12月の完成を求めているのに対し、南アは20010年2月にずれ込む見通しを示しており、このストライキでさらに遅れるのではと懸念する声も上がっているそうです。

このストライキの原因となった給与ですが、工事作業員の大部分は月に約2500ランド、310ドルほどの収入だそうです。
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by fukimison | 2009-07-16 10:53 | プロジェクト  

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