GCC諸国、第1期送電網

無駄に忙しい日々を過ごしており、数日空いてしまいました。
中東諸国、特にドバイやアブダビは高層ビルプロジェクトでたびたび登場しますが、Gulf Cooperation Council(GCC:湾岸協力会議)加盟国の動きというのは、なかなかニュースにならないということでのチョイスです。まず湾岸協力会議参加国ですが、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、クウェート、オマーン、カタールの6ヶ国で、その目的などはGCC(湾岸協力会議)をご覧ください。

この6カ国の送電網を連結するというプロジェクトが行われており、その第1段階としてサウジアラビア、カタール、バーレーンそしてクウェートの送電網接続が7月26日に完成し、さらに2011年にアラブ首長国連邦とオマーンがこの送電網に加わるとGCCIA(GCC域内連結機構)の総裁が発表したというニュースがArab Newsに発表されました。
フィージビリティー調査の後、2004年に開始されたプロジェクト(14億ドル)ですが、電力需要の急増に対処し、停電を防ぐ、さらには発電費用の削減になるものとして期待されています。

電力を融通しあうというのは各地域で行われていますが、ピーク時がずれている、つまり生活パターンが違うから融通できる、または使い切れないほどの大量の発電が行える施設があるという大前提があります。日本人にとり解りやすい例えは、甲子園の決勝戦が午後3時にピークを迎える、しかもその日は熱帯夜の翌日で朝から気温は30度超、みんなが屋内でエアコンとテレビをつけている。余分の電力を融通しあう余地がない。逆にこれに対処できるような発電量を平常値にしていたのでは、電力需要の低い時期には負担となってしまうという欠点があります。だかららこその送電網の連結なのですが、甲子園を見るのは名古屋から西だけで、名古屋より東は見ないというのであれば送電網連結は意味がありますが、GCC参加国はどこも同じような気温であり、生活パターンであることから、記事を紹介しながらも、私はこのシステムに懐疑的です。
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by fukimison | 2009-07-30 22:46 | 公共財  

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