世界のゼネコンも戦国時代へ

本日の朝刊は華々しい鳩山内閣の閣僚コメントが一面を飾っていましたが、それと同じぐらいの記事量だったのが地価下落の記事。東京の大型新築ビルの空室率は25%台ですし、福岡のそれは70%台。空き家率は全国レベルでは13%ですし、3大都市圏の総空き家戸数は363万戸。こういった状況下、不動産に上向けというのは相当なレトリックが必要なのに加え大型公共事業の見直しは、ゼネコンや開発事業者に覚悟を求めているように感じます。

そんなことを考えていたら9月17日のNCE誌はBalfour Beatty to buy Parsons Brinckerhoffというニュースを報じています。

記事は「英請負業者大手のBalfour Beattyは米国の土木コンサルタント企業Parsons Brinckerhoffを3億800万ポンド(6億2600万ドル)で買収する計画だと発表した」で始まります。PB会長の談話記事を読むと「Balfour Beatty社はPersons Brinckerhoff社を完全子会社にするものの、PBの社名や組織や運営を独立したものとして残すことに同意」とあります。

PB社は従業員12000人を課賭け、建設、環境、エネルギー、交通、およびテレコム部門を中心に事業展開をしており、世界に事業所が100カ所あり年間収入は20億ドルだそうです。
これだけの規模の企業を買収するのですから、当然ながら米国における英資本のBB社のプレゼンスは高くなります。

どの様に買収するのか、そのあたりを建設情報誌のKHLで探すとBalfour Beatty to buy Parsons Brinkerhoffというタイトルのもと、「この買収は株式発行で賄われる」とありました。PB社はemployee-ownedつまり従業員が株式を保有する企業だとあります。株主総会が10月21日に行われ、合併提案の投票が行われるとありました。

BB社の声明は「両者の合併は、インフラサービスの国際市場さらに先進および新興成長市場の両者の増加傾向にあるインフラ支出を介し、長期的な成長を促進するものと確信している。さらに大手インフラ所有者はその主要パートナーからますます統合的アプローチサービスを求める傾向にあり、またサプライヤーは大型化した当社に有利な市場ダイナミクスをもたらすだろう」とあります。

Balfour Beatty社によれば「当社は国際レベルのエンジニアリング、建設、サービス、投資事業を展開している。病院、学校、道路、鉄道、エネルギーシステムや主要インフラといった欠くことのできない社会資産の建設および維持管理を行っている」とあります。この投資というあたりがミソかもしれない。
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by fukimison | 2009-09-18 10:47 | 事故  

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