UAE、シャルージャ首長国で最長のトンネル開通

昨日に続きコアなインフラ記事です。

アラブ首長国連邦・UAEの話題はドバイやアブダビが中心となり、7カ国で首長国を構成すると知識はあっても他の5カ国の名前すら知らないというのがワタクシの現状です。その良く知らない国の1つ、シャルージャ首長国の高速道路建設に伴うトンネル開通というのが本日の記事です。

ウィキでにわか勉強したところ、シャルージャ首長国の首都シャルージャ市はドバイから15kmの地点にあり、最近はドバイのベッドタウンとして発達しているそうです。

中東のビジネスニュース配信を行うAME.InfoはBreakthrough for Sharjah's longest rock tunnel, UAEというプレスリリースを配信しました。これと同様の記事は10月5日付けNCE誌も同じタイトルで報道しています。

記事の内容は「シャルージャ首長国の東側沿岸にあるKhor Fakkanと中央部のDiftahを結ぶDiftah-Shis自動車道路の建設が進む中、UAEで最長となるトンネル2本のうち1本が開通した」というものです。

Hajar山脈の最高地点であり最も急勾配な地域を通るトンネルと言うだけあって、NCE誌の写真をみるとなかなかな岩盤を掘削したことがわかります。これにより港湾部とUAE全体が結ばれ、配送網が整備されるという重要なトンネルです。トンネル部分は全長1.3kmの双孔トンネルに1kmの接続道路、自動車道路としては全長9kmありdual two-lane carriagewayとあることから、2車線で中央分離帯のある自動車専用道路でしょう。Halcrow社がこれらの道路・トンネルの工事を含め設計および監督を請け負っています。トンネルは新NATM(New Austrian Tunnelling Method)工法を利用して建設されたとあります。

関連記事は無いかと思い探したところ、Tunnels &Tunneling誌にWaiting for go on Diftah-Shis drivesという記事がありました。日付がないのが問題ですが、内容は現場に爆発物貯蔵施設を設置する許可がなかなか下りず、工事が遅れているというものです。記事はさらにプロジェクト費用は当初計画の1900万ドルから、2本目トンネル掘削、連絡杭や工事資材費の増加により2700万ドルに膨れ上がっていることを伝えています。
元請業者のGeneral Mechanic社は(イラン系です)爆発物管理は24時間体制の警備が必要となるが、人里離れた現場なので現地に貯蔵所が必要としています。掘削率は24時間で直径13mのトンネルが2.5mの予定とあります。

今回1本目のトンネルが貫通し、2本目は11月初頭に貫通予定だそうです。
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by fukimison | 2009-10-06 11:26 | プロジェクト  

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