英不動産に光明?それとも2番底?

ここ2-3日コアなインフラのお話だったので、本日は不動産にしました。

少し前になりますが10月2日付けのGuardian紙はHouse prices rise for fifth month in successionというタイトルで住宅価格が昨年(2008年)の同時期と同等の価格まで戻したと伝えています。
Nationwide(英不動産調査会社)の発表によれば、英国の平均住宅価格は8月に£160,224であったものが9月は£161,816となり、これで五ヶ月連続で住宅価格が上昇したことになると伝えています。しかし2007年10月のピーク時と比べれば、まだ13.5%低いものであり、Nationwide社は市場はいまだ脆弱と警告しています。また、この数ヶ月住宅購入ローンの成約数はジワジワと上昇しており、このことは不動産の売上高が今後数ヶ月ジリジリと上がり続けることに繋がるだろうとしています。

こんな記事がでた数日後の10月7日、Wealth BulletinはLenders back rebound in UK property marketという記事を掲載し、「不動産コンサルタントのSavills社の調査によれば23の銀行が英不動産の融資(2000万ポンド超)に前向きであることが判明した。3月に同様の調査を行っているが、その時は12行しか前向きではなかった。今回融資に前向きな態度を示した金融機関の中にはAviva, HSBC, Lloyds Banking Group そしてRoyal Bank of Scotlandが含まれる。英商業用不動産は可変資本の伸び1.3%(1ヵ月)を含め9月に2%戻した。ロンドン中心部のオフィスは2.1%、小売アウトレットは2.4%伸びている。この2年間で利益は今年7月に始めて若干好転し、8月に黒字になった」と伝えています。

そうか、英国は良くなってきているのかと思ったら記事は「この1-9月の商業用不動産の利益は-5.7%であり、9月の賃貸価格は0.5%の下げで相変わらず下落し続けている」で終わっています。金融機関が自分達の状態の建て直しにメドが立ち、外を見る余裕が出始めたということなのかしらん?

じゃあほかの国はどうなのか?と思い調べると10月8日付けのGuardian紙にUS house prices could still fall by 10%, says pundit who foresaw credit crunch(金融危機を予言した専門家によれば、米住宅価格はさらに10%下落)という記事が出ています。超要約すると8,000ドルの税還付の恩恵を受けた新規住宅購入者だが、この措置も年末で終わりになる。新規雇用の創設はそれほど行われていない。2番底がくるだろうというものです。

こういう記事を読むと、明日はわが身、日本もエコポイントとか言ってハイブリッド車が売れているというけど、これだって早晩終わりは来るわけで、来年は2番底でしょうか?
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by fukimison | 2009-10-09 11:07 | 不動産  

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