ドバイ、不動産価格下落止まらず・パート2

2009年8月9日にドバイ、不動産価格下落止まらずと題して2009年の第2四半期にドバイの住宅用不動産価格が平均24%下落。第二四半期の賃貸物件(2ベッドルームのアパート)の平均賃料も15%の下落したとお伝えしました。
欧米が回復傾向をみせていることから少しは沈静化に向かうのではと期待されていますが、2009年10月15日付けBuilding誌によれば、そうとも言えないというのが現状のようです。

Building誌はDubai property prices still sinkingと題した記事で「Colliers CRE International 社による最新報告書はドバイの不動産市場ままだ底を脱しておらず、またドバイの不動産の25%が空室だ」と伝えています。

事業者の71%がドバイの住宅価格はさらに下落するだろうし、来年(2010年)にかけオフィススペースが倍になることから、価格はさらに押し下げられるだろうと予測しています。

8月の時点で、2009年中に22,400戸が新たに住宅市場に登場すると言われていました。これに加え価格面も2009年第3四半期が2008年の同期に比べ49%の下落であってはどうにもなりません。さらに追い討ちをかけるかのように、オフィス市場も2008年のQ3に比べ2009年Q3は58%の下落だそうです。

報告書は2009年末までに340,000戸が市場に登場し、今後2年間で34,300戸が完成するとしています。市場の動向に加え、完成した途端に陳腐化が始まる不動産経営は難しい、

これが巨大な建造物になると問題はもっと複雑化します。
その最たるものがこれ
世界最長のブルジュ・ドバイの窓みがきです

普通は機械を設置して自動で磨くはずなのに、なぜかドバイは人力です。
このビデオクリップは本物なのだろうか?と思いつつのご紹介です。

でもなぜヒトは平壌の柳京ホテルやサンクトのガズプロムのタワー、古くはピラミッドといった巨大建物が権威を示すのに最適と考えるのだろうか?

個人的にはイタリア本土とシシリー島を結ぶメッシーナ海峡大橋(入札が終わった段階でイタリア大統領が変わったため中止になりましたが、推進派のベルルスコーニが再選されたため息を吹き返しました。建設コンソーシアムにIHIが参加)、マレーシアとスマトラ島を結ぶマラッカ海峡大橋(まだまだフィージビリティー調査の最中)クラ地峡運河(タイとマレーシアの間に運河を掘削する計画で、ABDが調査費用を出したこともありますが、夢物語)の方が、建設の良し悪しは別にして、単なる高層建築物よりスゴイナーなんですけどね。
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by fukimison | 2009-10-16 11:11 | 動向  

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