韓国、仁川大橋開通

先日、前原国交大臣が羽田のハブ空港化を打ち出したとき、「このままでは韓国の仁川空港に対抗できない」を理由の1つに挙げていました。24時間稼動せず、大型機が離着できる4000mの滑走路は1本、本日オープンした2500mのB滑走路を加えても2本のみ、これが大都市の国際空港といえるのだろか?
4000mの滑走路を含め計4本の滑走路があるだけでも、羽田の優位性ははっきりしています。しかも、近い!!
で、仁川ですが、4000mの物も含め滑走路3本、日本の地方都市とを結ぶ路線多数となれば利用者は便利な方を選ぶのはあたりまえ。そしてこのたび仁川国際空港と開発が進む仁川の新都市を結ぶ長大橋が完成したというのが本日の紹介です。

KBSはOpening of the new Incheon Bridge として華々しく開通を報じています。しかし橋梁の美しさは朝鮮日報のIncheon Bridge to Open Fridayの方が良いですし、開通を祝うマラソンの写真Marthoners commemorate Incheon Bridge openingも良いものです。しかし世界7番目に長い橋梁が完成したというのに、日本のメディアは殆ど伝えていないというのが、インフラ好きのワタクシとして少し残念な気がします。

KBSは仁川大橋について「全長21.4kmあり西海(黄海のこと)を渡りソンド国際都市と仁川国際空港を結ぶものだ。橋梁部分は18km、6車線の自動車専用道であり、全スパンでみると世界第7位、斜張橋としては5位の長さを誇る。メインパイロンの間(中央径間)は800m、上方空間(海面から橋床の間の距離)は10万トン級の船舶が充分に通行できる高さがある」と伝えています。

これが英NCE誌の記事になると、橋の規模よりも「このプロジェクトは韓国道路公社がBOT(建設・運営・譲渡)ベースで調達した。Amecが主導するconcessionaire(営業許可取得者)のIncheon Bridge社が仁川市とJVで、韓国政府に譲渡するまでの30年に渡り、有料道路橋の資金調達、そして維持管理を行う。2005年3月デザインおよび建設請負業者のSamsun社はHalcrowが主導しArupおよび地元コンサルタントのDasanで構成されるJVを請負業者のチェッキングエンジニアとして指名した。」とあます。

工期4年4ヶ月、現在のレートで21億ドルの工費、延べ200万人の作業員、ソウルと空港間の移動時間が40分短縮され33億5000万ドルの経済効果があるとされています。
この橋梁の完成によりさらに便利になった仁川空港をアジア第1の空港として売り込むとともに、韓国の建設技術の高さをアピールということのようです。
[PR]

by fukimison | 2009-10-22 10:49 | プロジェクト  

<< ケニア、ナイロビでビル崩壊 富裕層はスイスへ >>