モナコ、170mの超高層ビル建設

いままでモナコといえば世界で一番地価の高い通りといった、一般人には縁遠い記事の紹介でした。
本日も若干それに似たようなもので、まずは10月22日にWSJに出たプレスリリースVINCI Wins Contract to Build the Highest Tower in the Principality of Monacoはフランスの大手建設企業Vinci社はSolétanche Bachy社の現地子会社のSolétanche SAMとコンソーシアムを組み、モナコで一番高いビルを建設する契約をモナコの不動産開発企業Marzocco社と結んだとあります。
Alexandre Giraldi氏の設計になる建物は地下10階、地上48階(高さ170m)で、事務所と住宅の複合ビルになる予定だそうです。

KHLも10月22日にVinci to construct Monaco's highest towerとして伝えています。それによれば、タワーの名称はオデオンタワーであり、早急にSolétanche SAM社が基礎建設に取り掛かる計画だとあります。工費は3億7000万ユーロで完成まで56ヶ月を予定しているそうです。

モナコは狭い国土に人がひしめき合っているイメージが強いです。でも狭い=超高層を建設とならないのが観光国だと思うのですが、そういってもいられないのだろうなと思い、少し関連記事を探してみました。
Monaco-IQなんていうサイトの2009年3月16日にPrestigious skyscraper for Monacoという記事があり、「2月、モナコ議会はモナコのAnnonciade地区に巨大ビルを建設するプロジェクトを承認した。工事は4月から開始の予定であるが、工事による環境汚染や交通渋滞を緩和する措置に関しいまだ検討中だ。おそらく大型重機を使った工事は学校が休みの7月と8月に集中して行うことになろう」とあります。

大型開発をそれほど歓迎している風には感じられません。その証拠に次の一節は「国有地に高層ビルを建設する許可を与える見返りに、開発業者はモナコ国民用に180室を用意する。(優先分譲ということですね)さらに開発業者は屋根に太陽光パネルを設置するなどして省エネ基準に合致した設計を行うことが求められている。このプロジェクトは5億ユーロの作業と1億ユーロのVATが見込まれている」とあります。

観光立国のモナコは不況の風がまともに吹きつけているのでしょう、この時期にこれだけの税収や職場の創設は経済的に恩恵が大きいとしています。

国土が狭く、海を埋め立てるか上に伸びるかの選択肢しかない場合、モナコの立地からすると上という選択肢になるんでしょうけど、観光立国という性格上、景観配慮の問題は他国でのそれより厳しいのではと想像します。
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by fukimison | 2009-10-27 11:35 | プロジェクト  

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