沈むドバイ、登る?

10日ほどお休みしている間になんとかなるかと思ったドバイが、改めて難しい状態になりドバイショックといわれる風が吹き荒れております。このブログでもたびたびおしらせしていたので、そうかぁ、やっぱりーなのですが、簡単に英国の建築専門紙に現れたタイトルをご紹介すると11月26日にDubai government asks for six-month debt freeze (ドバイ政府、6ヶ月の債務据え置きを要請)、という記事がある一方でAbu Dhabi invites bids for sports stadium(アブダビ、スポーツスタジアム(65000席)建設入札募る)と、アブダビではまだ少しの余裕があったようなのが、27日にWorld markets rattled by Dubai debt delayのタイトルとなり、債務凍結というか繰り延べ要請が引き金となり不動産関係の株価下落を伝えていますし、30日はDubai and Abu Dhabi stock markets nosedive as trading reopensとなり、ドバイのみならずアブダビの株式市場も暴落が続いていると伝えています。そして12月1日Dubai shares continue to slideとして、この下落の元凶であるドバイワールドが安定した状態を維持していると声明を発表したのもかかわらず、ドバイとアブダビの株価は6%下落と伝えています。

こうした状況で12月1日のWealth BulletinはThe sun sets on Dubai ... and rises on Angola?(沈むドバイ、登るアンゴラ?)として世代交代の記事を掲げています。以前からオイルリッチの次はミネラルリッチといわれ、鉱物資源の豊富な南米、アフリカ、モンゴルといった国が取りざたされていました。
今回のWBの記事はまさしくその世界で「近頃、アンゴラの高官がノルウェーを訪問した。これは政府出資ファンド(sovereign wealth fund)の運営方法について助言を得るためであった」と言うリードで始まります。
記事を要約すると1660億ドルの石油歳入があり、近年世界でも最も伸び率の高さを示す国ではあるものの、やっと25年にわたる内戦が終わったばかりであり、政府や大型プロジェクトに関係する贈賄・汚職を監視する世界規模の民間団体Transparency International によれば、同国政府の腐敗度合いは180カ国中162番という凄さで、ノルウェーの年金運用基金と運営について教授を受ける協定を結んでも、投資家集団が飛び回るドバイやアブダビのような金融ハブになるには、道はかなり遠いというもの。

それよりもこの時期、アンゴラがお勉強に行くノルウェーの政府出資ファンド、良いかもしれない。
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by fukimison | 2009-12-02 22:13 | つれづれ  

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