南米で進むインフラプロジェクト

つい最近までこれからのインフラブームはドバイをはじめとする中東、中国、インドとする記事が新聞紙上を賑わしていました。中国やインドは相変わらずですが、存在感に陰りがでた中東に変わって台頭しているのが南米。その南米で米州開発銀行や日本の国際協力銀行が大型インフラ融資を行っているという記事です。

12月4日付けKHLはBanks in US$ 940 million Brazilian loanと題して米州開発銀行(IDB)、日本の国際協力銀行(JBIC)および民間金融機関4行はブラジル・サンパウロに建設される環状線建設プロジェクトに9億4000万ドルを融資すると決定したことを伝えています。
この融資はサンパウロを取り巻く全長182kmのベルトウェイ建設プロジェクト(総工費150億ドル)のうち、西側部分32kmの建設に対するものだそうです。
これについてJBICは12月4日にブラジル連邦共和国サンパウロ環状道路(RODOANEL)プロジェクト向け貸付契約の調印としたプレスリリースを発表しています。
IDBのプレスリリースはIDB attracts major banks for largest transportation financing deal in Latin Americaと成っています。

KHLによれば、IDBやJBICのほかボルトガルの商業銀行Caixa Geral de Depositos、Banco Espirito Santoそしてフランスの Calyonが2億ドルを13年の期間で融資し、さらにブラジルのBanco Bradescoが劣後無担保債務4億4000万ドルを 供与する予定だそうです。ローンパッケージの一部としてJBICが15年に渡り2億ドルを融資する一方、IDBは1億ドルを15年で供与するとあります。

IDBはこのサンパウロへの融資のほか、Uruguay gets IDB financing to modernize Port of Montevideoというプレスリリースを出しています。
こちらはウルグアイのモンテビデオにある港湾施設の改善計画支援のため2000万ドルの融資を決定したというものです。これにより港湾施設の拡充、効率化に寄与することで航行時間や輸送費の軽減が望めるというものです。
モンテビデオ港は急速に発展しており、海外貿易の増加により平均して年間14%の伸びを見せているそうですし、南大西洋における地域的なハブとして重要性を増しているとあります。

米州開発銀行ですから南米への融資が中心になるわけですが、世界各国の銀行と協調的に融資団を組んでいく姿はお上手です。
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by fukimison | 2009-12-07 12:41 | プロジェクト  

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