ドバイのその後

11月末のドバイショックから約2週間、このブログでも沈むドバイとしてその経緯を海外メディアのタイトルでご紹介してきました。本日もその一環で12月14日付けのKHLがAbu Dhabi steps in to support Dubaiと題してアブダビがドバイの救済に乗り出したことを伝えています。

これはアブダビがドバイワールドとナキールが債務履行が行えるようにするため、100億ドルの政府間資金供与に同意したというものです。ナキール社には今月(12月)に満期となったイスラム債権(これの繰り延べ申し入れで今回のドバイショックが始まった)があり、アブダビの供与により同社は41億ドルの支払いが可能となるそうです。

この件について12月14日付けのBuilding誌もAbu Dhabi pays $10bn to bail out Dubaiとして伝えています。これの副題は「UAE同盟国がドバイの債務支払い支援を歓迎し、中東地域の証券市場は上昇」であり、本文中でもドバイの主要株価指数は10%、アブだびは7%上昇したと伝えています。

いろいろな記事を見ていると、困った隣国を助けるというのはアラブ世界の慣習のようです。でもその程度が違うなぁ。例えばEUはギリシアをどの程度助けるのだろうか?裏側ではいろいろな条件闘争があったと想像しますが、ここまでの金額を出すあたりが違うように感じます。

一方、同日のBuilding誌はPlans unveiled to build hundreds of schools in Middle Eastという記事も掲載しており、この記事によると「2012年までに環境配慮型の学校100校を建設することを含め、アブダビ教育委員会は今後8年から10年のうちに学校を300校建設する計画だと発表した」そうです。この環境配慮型とは水のリサイクルとsolar shading(日射遮蔽)が含まれるとあります。

さらに記事は「サウジアラビアもまた、年間予算の18%を教育投資に充てることを含め、教育施設建設プログラムを優先する計画を発表した」と続きます。同国は今後6年間に90億リヤールをこの教育開発プログラム充当し、うち42億リヤールは校舎の建設および改築に充てられるとあります。ヨルダンでも学校建設プログラムが進むとありますし、中東は教育ブームなのでしょうか?
カタールが欧米の有名大学院や研究施設を誘致していますが、これの延長線上戦略なのかなぁ?
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by fukimison | 2009-12-15 11:03 | 動向  

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