モロッコ、カサブランカとタンジールを結ぶ高速鉄道

本日はなかなか出てこない、日本の新聞はまず報道しないモロッコの話題です。
しかし、欧州の鉄道事業者の動向が見えるという点は外せないものです。

2月2日付けAfrica the Good NewsはMorocco to launch $2.5 bln high-speed train line としてタンジールとカサブランカを結ぶ高速鉄道建設を伝えています。記事は建設は今年(2010年)に始まり、2015年12月の完成を目指すと交通大臣が述べたとしています。

高速鉄道プロジェクトの工費は200億ディルハム(24億7000万ドル)で、うち半額はインフラ、65億ディルハムは鉄道装置、残りの44億ディルハムは車両に充当されるそうです。
どこがこのプロジェクトを請け負うかはまだ未定であるもの、業界筋の話しではフランスの鉄道運営会社SNCF、重工業グループのAlstomそしてBombardierが狙っているそうです。

モロッコは330億ディルハムを投じて鉄道の延伸・改善を実施する予定であり、この高速鉄道もその一部だとあります。

ではモロッコのインフラ状況はどうだろうとサーチしたところ、2月2日のOfficial WireにMorocco Infrastructure Report 2010 - New Market Report Publishedという報告がありました。

これによれば、モロッコの建設産業は世界的な不況にも係らず、2009年は2008年の4.75%から0.78%の下落に留まり、アフリカ北部地域では好成績を示しているとあります。さらに資本投資も282億5000万ドルであり、2014年には2004年(123億ドル)の3倍の381億に達すると見込まれているそうです。設計や建設部門は低いインフラ率や為替変動が限定的であることから好印象を得ているとあります。

モロッコを含むマグレブ地域(リビア・チュニジア・アルジェリアなど)は欧州に向けた電力供給の地として脚光を浴びており、欧州投資銀行(EIB)やArab Fund for Economic and Social Developmentが発電+送電+売電プロジェクトに出資を決めていることから、これが上手く発展すれば、北アフリカのDesertec projectは4000億ユーロに達すると期待されているとあります。

モロッコ、その響きだけで太陽光や風力発電に向いている場所ですし、ジブラルタル海峡は波も荒いし、自然エネルギー良いんじゃないですか?でもビジネス的には原子力なんでしょうね。
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by fukimison | 2010-02-09 12:08 | プロジェクト  

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