Nord Stream、ロシアとEUを結ぶパイプライン建設へ

温暖化は気温差が激しくなるという学説を裏付けるかのように暖冬という予報はどこへやら、世界各地で大雪のニュースが聞こえるかと思えば、カナダは雪不足、東京も4月の気温の翌日は2月へ逆戻りです。

不安定な天候はよりエネルギーの確保が気になることから、本日は扱ってこなかったパイプラインの記事、しかもバルチック海を経由しロシアと欧州を結ぶものの紹介です。

まずNord Stremtとは何か?から
Nord Streamのサイトをみると「Nord Streamはバルチック海を経由しロシアとEUを結ぶガスパイプラインだ」とあります。さらに「天然ガスを事業者および家庭の両者へ配送するもので、新しいパイプラインは欧州におけるエネルギー安全保障にい重要な役目を果たすだろう」と続きます。

Nord Streamは年間260万世帯超を賄うのに充分な容量の550億立方メートルのガス輸送するもので、単なるガスパイプラインというより、ロシアとEUが協調して行う主要インフラプロジェクトの記念碑的プロジェクトとなろう。

そしてこの建設に必要なフィンランド当局の許可が得られたことで、4月から建設が開始されるというのが本日のトピックです。

この許可の記事はKHLにもNord Stream’s green lightとして報じられています。

記事によれば「全長1223kmのNord Stream建設に必要な最後の許可をフィンランド当局が下ろしたことで、建設に向け一歩前進した。この許可はバルチック海のフィランドの経済水域にパイプラインを建設することを許可するもので、デンマーク、スウェーデン、ロシアはすでの許可を下ろしていた。これで740億ユーロのパイプライン建設は2010年4月に開始の運びと成った」

Nord Streamのプレスリリースをみると「Nord Streamは2010年4月に1本目のパイプラインの建設を開始し、ガスの配送は2011年末に開始の予定だ。2本目にパイプラインが2012年に完成すると、両者合わせて550億立方メートルの天然ガスがロシアのVyborgからドイツのGreifswaldに送られ、そこで欧州のエネルギー網へ接続することになる。ロシアのエネルギー企業Gazpromは既にドイツ、デンマーク、オランダ、ベルギー、フランスそして英国からなるEU各国の顧客と年間200億立方メートルのガスを供給する長期契約を結んでいる。

このプロジェクトでは住友金属・住友商事がパイプライン向け大径溶接鋼管を受注内定というプレスリリースを出しています。

いろいろな意味でかかわりのあるプロジェクトです。
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by fukimison | 2010-02-15 12:36 | プロジェクト  

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