超高層コンペ

eVoloという21世紀に向けた革新的設計、先進技術、持続可能性を中心とする雑誌があります。そこが超高層コンペとでも言うのでしょうかSkyscraper Competitionというものを2006年から行っていて、先ごろ2010年の優勝者が発表されました。

eVoloの説明によりますと、「超高層コンペは新技術、材料、プログラム、美学、および空間的構成を介して超高層の設計を再定義する、卓越したアイディアを評価するものだ。この賞は我々の建築、建築と自然、建設環境との関係に対する理解を変えるようなアイディアを持つ若い才能を発掘するのが目的である」のだそうです。

42カ国から430のエントリーがあり、栄えある一等賞を勝ち取ったのはVertical Prison(垂直の刑務所:垂直の庭園都市を提唱する森ビル社長に教えてあげたい)です。

この作品はマレーシアからのエントリーで、刑務所が犯罪者を一時的に社会から隔離するだけの場所になっており、真の意味での更正が行われないことを問題にしているそうです。都市の上空に建設された刑務所は囚人がコミュニティーの中で作業を行い生活をすることで、眼下に広がる都市へ貢献を行うことを検証するのだそうです。刑務所は囚人により運営される農園、工場、リサイクルプラントを備え、これを運営することで本来のコミュニティーへ戻れるようにするのだそうです。囚人だけで運営される自立都市を上空に抱えた都市、なかなかすごい構想です。

第2位はWater Purification Skyscraper in Jakarta(ジャカルタの水を浄化する超高層)で、当然ながらジャカルタからのエントリー

もともとジャカルタ市は交通や農業に利用されていた13の河川が合流して形作られていた(前近代は河川・運河が大規模交通をになう、いわば高速道路の役割をになうものだったから、都市に運河は当たり前とも言える)。なかでも最大の河川はThe Ciliwung Riverだが、この数十年の間に酷く汚染され、この川沿いに最低限の環境のスラムが何百も生まれた。

The Ciliwung Recovery Program (CRP) は川岸のゴミを集め、3つのフェーズで運営されるメガフィルターシステムを介して水の浄化を行うことを目的としている。第1フェーズはゴミの分別を行い、危険な化学物質を取り除くと同時に重要なミネラルを加えることだ。次に綺麗になった水は川に戻され、さらに毛細管システムを通じて近隣の農園へ送られる。 第3フェーズはリサイクル可能な全廃棄物の処理だ。
このプロジェクトの重要な目的は川沿いのスラムの解消であり、人々はこのプロジェクトで生活を営み。ジャカルタ市そのものが風力、太陽光、水力発電システムを備えたビルにより100%持続可能な都市に変化するのだ。

第3位は米国からのエントリーでNested Skyscraper in Tokyo です。

うーん、これはなんだろう?

それよりもすごいのがこれ、Art of Building High – Skyscraper in Paris

こういうのを見ると、美学ってなにを思ってしまいます。
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by fukimison | 2010-03-12 14:13 | つれづれ  

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