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豪、ゴールドコーストのライトレール計画

2010年4月でこのインフラあれこれも3年目になりました。
これからも宜しくお付き合いください。

各国のニュースをお伝えしてきましたが、殆ど登場しないのが豪州に話題で、これはひとえにニュースが拾い難いことに尽きるのですが、そんな中、ゴールドコーストでライトレールの計画が本格化し、入札が行われることに成ったというのが本日の紹介記事です。

まずプロジェクト内容ですが、プロジェクト紹介サイトGold Coast Rapid Transitを読むと「Gold Coast Rapid Transitプロジェクトはゴールドコースの渋滞解消と公共交通サービス向上を目的とした公共交通プロジェクトであり、クイーンズランド州政府賀オーストラリア政府やゴールドコースト市議会とパートナーシップを組んで実施するものだ」とあります。

9億4900万ドルの工費はオーストラリア政府、クイーンズランド州政府、そしてゴールドコースト市議会の3者で拠出するとあります。

そしてRailway Gazetteは ステージ1、Griffith UniversityからBroadbeachに至る13kmのライトレール建設に向けた入札が開始されたという記事Gold Coast light rail attracts six biddersを4月1日に報じています。

応札した6社は下記の通りです。

Ansaldo STS, SMRT International, Thiess, Mitsui & Co and Royal Bank of Canada;

MTR Corp, John Holland, Itochu Corp and Royal Bank of Scotland Group;

Veolia Transport, Alstom, Leighton Contractors and Macquarie Capital Group;

Keolis, Downer EDI, Bombardier Transportation, McConnell Dowell Constructors and Plenary Group;

TransdevTSL, Acciona SA, CAF, Mitsubishi Corp, Seymour Whyte and Capella Capital;

SNC Lavalin, BMD, Thales and Verkehrs Consult Dresden-Berlin GmbH.

鉄道企業、商社、金融、それぞれ欧州各国+Jで入り乱れさすがです。

これから評価委員会による絞込みがはじまり、詳細情報提供が求められ、優先入札者発表は2011年3月が予定されています。

3月17日付けGold Coast Comの記事Light rail to bring big savingsはTourism and Transport Forumが「交通渋滞、これは全国で年間128億ドルに相当し、2020年までに200億ドル超に沿うかすると予測されている。ライトレールを敷設し、交通渋滞解消を目指すべきだしライトレールを敷設したダラス(米)は、1999年以来42億6000万ドル超のプロジェクトを誘致したと」とした報告書を発表したと伝え、損失の大きさを記するとともに、ライトレールへの期待を示しています。

さらにこの報告書を発表したTTF事務局長談話として「米Santa Clara郡の高速交通システム路線沿いのアパート価格は45%上昇し、San Joseのライトレール沿いのオフィス占有率は120%も急騰した」と報じています。

路線価よりも、見込みどおり、または見込み以上の乗車率が上げられるかどうかをもっと検証すべきではないかと思います。

ゴールドコースとのライトレールは2014年に営業開始が予定されています。

by fukimison | 2010-04-05 11:54  

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