Athlone House(英、ハムステッド)保存へ

久しぶりにコアな保存系の記事紹介です。

まず4月8日、Camden News JournalはPlanners throw out Athlone House demolition applicationとしてハムステッドヒース接して建つビクトリア様式の邸宅(Athlone House)は取り壊しに瀕していたものの、カムデン議会の計画委員会は満場一致で超豪華大邸宅の建設申請を否決し、Athlone Houseは解体を免れたと伝えています。

このニュースは4月9日付けのBD誌もAdam’s plans for ‘Stalinist’ mansion spark protestとして伝えています。

話題となったAthlone Houseですが、1871年に建設されたJacobethan-styleの邸宅で、Capability Brown(1716 – 1783、英国のランドスケープアーキテクトだそうです、詳しくはwikiで)が庭園設計をおこなったということで有名で、英国の国民医療保険サービスが所有していたが11年前に売却され、所有者はずーとそのままおいておいたため荒れ果てた状態になっているそうです。

さてこのAthlone Houseを取り壊したあと新しい邸宅の設計に当たるRobert Adamですが、新古典主義のスタイルであり、駐車場は地下にもっていくし、銅製のドームで飾られたりしてもビクトリア様式の邸宅を壊すというのが許せなかったみたいです。

個人的には11年空き家になっていたというのが気になります。管理人がいて風を通すなどして適切な維持管理が行われていないと、11年の歳月は19世紀末に邸宅にとり厳しいものだったと想像します。

English Heritageが保存に向け力を注ぎ、540人の反対運動家がこの建設案に対抗し、解体阻止を勝ち取ったとあります。

問題はこのあとどうするのか?
持ち主から買取り保存するのか?
維持管理費はどうするのか?
誰が、これらを行うのか?
なかなか興味深い問題です。
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by fukimison | 2010-04-09 12:15 | 景観  

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