エジプト、太陽光発電プロジェクトで中東に学ぶ?

中東のニュースはいろいろとお伝えしていますが、ドバイ、アブダビが中心になり、国民の90%がイスラム教徒でありイスラム圏でそれなりのプレゼンスを持つエジプトのニュースがなかなか伝えられないでいました。
そんなこんなで本日はエジプト初登場です。

エジプトといえば大ダムの祖みたいなアスワンダム、
いまだったらユネスコが世界遺産を壊すといって大警告運動をくりひろげたでしょうと思いながら、トピックは巨大インフラではなく、太陽光プラントです。

この記事は4月15日付けのArabian Business紙がEgypt in talks with Masdar on solar power planとして伝えたもので、「エジプト政府は東部紅海沿いの太陽光プラント建設に向けた資金調達についてアブダビの国営クリーンエネルギー企業であるマスダールと協議を行っている」とあります。

エジプトは10億ドルの太陽光プラント建設を計画中で、その資金調達や技術移転についてマスダールや欧州の企業3社と協議中だそうです。

はっきりした建設地や発電規模が記されていないのが気になりますが、隣国のモロッコが90億ドルという巨大太陽光プラントプロジェクトを発表していますし(これの第1期工事500MWに向けた入札が2月に開始)、エジプト自身も2020年までにエネルギー需要の20%を再生可能エネルギー源にする計画の一環として、スエズ近郊に200MWの風力発電ファームを建設する契約を2月にマスダールと結んでいます。

4月16日付けのMENAもEgypt's solar power plans としてこのニュースを伝えており、エジプトが再生可能エネルギーへのシフトを強化する理由として「何年にも渡りエジプトは二酸化炭素排出量削減と戦っている。エジプトの国民1人当たりの排出量は世界でも最大に属し、ピラミッドにダメージを与えたり、スモッグで見晴らしが悪くなったりと、同国最大の収入源である観光産業を脅かすものとなっている」としています。

スモッグでスフィンクスの色が変色したり、アブシンベル宮殿が崩落したりしたら、それは大問題。

再生可能エネルギーにシフト、切実でしょう。
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by fukimison | 2010-04-20 11:22 | 動向  

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