英経済、本当のところは?

2番底はこない、景気は上向いている、回復基調だという報道が流れているものの、生活実感はほど遠く感じます。
インフラ・不動産系のニュースを見ていても、各国で事業者が大型開発から手を引いたというニュースが流れるかと思うと、プロジェクト継続を発表したりしています。

そうしたなか英国の建設専門紙Building Designは4月26日アラップ社が100人の人員削減を発表したと報道しました。Arup to slash 100 jobs

アラップ社はエンジニアリング・コンサルタントで世界30カ国余りにオフィスがあり、英国では115人の建築家を含め4000人超を雇用する企業です。(日本にもオフィスがあり、日本アラップのサイトをみると新宿に完成したモード学院の構造設計や現場管理を担当したとあります)

そのアラップ社の英オフィスが長期的に見た今後の事業展開をもとに人員整理を行うことにしたそうです。

Construction Products Associationによれば、「今年、建設作業は3%の減少が予想され、2011年も1%程度のリターンしか見込めないだろう。最新のGDP数値は建設産業が不況から抜け出せない一方、経済は2010年の第1四半期に0.2%の伸びを見た」ということです。

やはり4月26日のBuilding Designはフォスター氏が建築家として唯一、サンデータイムス紙恒例の高額者リストに名を連ねたことを伝えています。
Foster is the only architect in Sunday Times Rich List

しかし記事をよく読むと、2008年に2億5000万ポンドで325位、2009年は1億7000万ポンドで333位、そして今年は1億6800万ポンドで394位と微妙に後退しているのがわかります。チェルシー再開発での問題などが影響しているのでしょうか?でも建設業界全般と建築家の収入は連動しないのでしょうか?

それを言うなら、英国経済全体を見たときどうなのでしょうね?
この状況を見ていると、18世紀から19世紀に変わる頃の英国は産業革命により農業は崩壊し、どのように国の舵を取っていくかが模索されましたが、その頃を思い起こさせます。
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by fukimison | 2010-04-27 11:00 | 動向  

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