インドネシア、ジャワ・スマトラを結ぶ橋梁

祝日があり、すでに日本でも報道のあったプロジェクトですが、ここまで大型のものだとなかなか見逃すわにいきません。

4月26日ロイター伝としてIndonesia's Java-Sumatra bridge could cost $19 bln - officialとして「ジャワ島とスマトラ島の間のスンダ海峡に両島を結ぶ橋梁(全長30km)の建設費は190億ドルに達するだろう」として記事がでました。

スンダ海峡大橋、この種の大型というか、夢のようなインフラプロジェクトはいくつかあり、その代表例が起源は17世紀に遡ると言われる、タイとマレーシア国境付近に運河を掘る、クラ地峡運河計画でしょう。ほかにも入札までいったものの、大統領が変わったため頓挫したものにイタリア本土とシチリア島を結ぶメッシーナ海峡大橋があります(これはベルルスコーニ大統領が返り咲いたので、プロジェクトも生き返ったというニュースが流れましたが、その後どうなったのでしょう?)

このスンダ海峡大橋の記事ですが、初期調査では111億ドルと見積もられた工費が190億ドルにまで跳ね上がったことを伝えるものです。しかし同時に「プレ・フィージビリティー調査の段階であり、調査が進めば費用は下がるだろう」や「政府が許可や規制を担当し、民間が資金調達を行う、官民ファイナンススキームを組み込む」とった関係者のコメントが並びます。

おそらく「2009年、ユドヨノ大統領は2014年までに7%の伸びを達成するため、南東アジア最大の経済におけるインフラ発展に今後5年間に1400億ドルを投じると約束した」が引き金となっているのと推測。

この記事の関係資料を探しているうちに見付けたのがこのサイト:Java Sumatra Super Bridgeで、「いままで3時間かかっていたジャワ・スマトラ間の移動が30分に短縮」とか「橋梁は自動車6車線と複線の鉄道で構成」「物品や人の移動の向上」といった言葉が並びます。

ロイターの記事は主に工費について伝えているのに比して、4月14日付けのインドネシアAntara NewsはIndonesia to build bridge over Sunda Strait in 2012として「2012年半ばに着工は可能であり、2017年か2018年に橋梁は完成もあり」と報じています。さらに「橋梁設計は2012年に完成する一方、フィージビリティー調査は1年半程度要するだろう」とした関係者コメントを伝えています。

(理論上は可能だということだとう意味と解釈します。)

肝心の資金ですが、中国によるプロジェクトファイナンスという言葉がありますが、これも確定でなく、希望というニュアンスが。。。。

この4月にもスマトラ沖地震(M7.7)があったと、世界でも有数の地震地帯に建設する橋梁です。
行く末をきっちり見たいものです。

個人的には、海底トンネルと斜張橋の合体タイプがいいなぁ。
[PR]

by fukimison | 2010-04-30 11:19 | プロジェクト  

<< ついにイズミット大橋始動? ベトナム、電力事情 >>