メキシコ湾の石油流出事故続報

4月23日にメキシコ湾で石油リグ爆発としてお伝えした時は爆発事故と行方不明者のことが主体で、石油流出による被害は可能性でしかありませんでした。それから2週間以上がたち、いまだに石油流出が止められないことから本日は被害を中心にお伝えしたいと思います。

まず5月9日付け英ガーディアン紙はOil spill: US failing to tighten ecological oversight, say activistsとして、オバマ政権における環境管理の不備を指摘する活動家のコメントを主体にした記事を掲載しています。記事によれば、作業員11人が死亡した4月20日の事故以来、27の新規沖合い掘削プロジェクトが石油・天然ガスおよび他の鉱物採掘を監督する鉱物資源管理部(
Mineral Management Service)から許可を得ていると生物多様性センターが発表しているそうです。

ここで若干おさらいとすると、英国のBP社がメキシコ湾の海底(海面下1500m)で掘削した油井が4月20日に爆発・炎上し、1日あたり5000から25000バレルの原油が流出し、流出した石油はメキシコ湾の魚介類・鳥類、自然環境に影響を与え、場合によってはさらに被害地域は広がり、被害額は莫大なものになりそうです。

流出を止めるために巨大な箱型建造物をかぶせようという作戦も不成功に終わり、いまのところ次の手を検討中というのが現状です。

そうした中、5月4日付けEU Infraの記事Gulf oil spill: Could Norway have a solution?は、流出した石油をどのように回収し浄化するかに焦点を当てたもので、Kallak Torvstrøfabrikk社が開発した超吸収性を持つ有機ピートモスの紹介をしています。このピートモスは水を吸収しないことから海中に沈むことが無いのが特徴だそうです。

2009年にノルウェー南東海岸でタンカーが事故を起した際、このピートモスで吸着させる実験を行い、結果は好評だったとあります。

インフラとは関係ないのですが、Deepwaterのサイトを見ると、フェイスブック・ツイター、Youtubeとプレスクラブは要らないし、これからの報道はこうなるという見本のように感じました。
Deepwater Horizen Response
[PR]

by fukimison | 2010-05-10 11:37 | 事故  

<< イラク、バグダッドに防御壁建設 ついにイズミット大橋始動? >>