Green Cityを目指すドバイ、気になる資金は?

ここのところ何かとお騒がせのドバイ、たしかリスケジュールした再建問題の種がそろそろ期限になるはずなのですが、どうでしょう。

そうした中、5月18日付けNational誌にPlans for Dubai incinerator delayedという記事がでました。

これは「ドバイに大型廃棄物熱源とする焼却炉建設計画が財政危機により少なくとも2年間遅れることになった」というもので、ドバイ市の廃棄物管理局が計画を立て、2012年操業開始を目指していたものです。

現在他の資金調達方法を模索しているとあり、選択肢の1つとしてPPP(官民パートナーシップを含む「建設・運営・所有・譲渡(build, operate, own, transfer:BOOT)モデルが上げられています。

急速な人口と大型建設プロジェクトの増加はドバイに廃棄物処理の重荷となってのしかかっており、1日あたり10,000もの廃棄物が出ているといいます。医療廃棄物が焼却されるだけでその大部分がゴミ捨て場に投棄され、リサイクル率は15%、この点ドイツなどは廃棄物の約70%がリサイクルされ、焼却されるのは29%といわれています。

焼却場建設費という財政問題に加え、リサイクル率を上げ、焼却に回ったモノは熱源として利用することを軌道に乗せるには法整備も必要ということで、先は長そうです。

しかしMasdar Cityという世界初のカーボンニュートラル、廃棄物ゼロという環境配慮型計画都市の実験を行ったり、UAEはいろいろなことを試しています。

そして中東といえば砂漠、砂漠といえば水、しかしUAEには水資源保全法がないということで現在法整備に向け動いているというのが5月3日付けMENA誌のUAE to implement first 'water conservation law'です。

チグリス、ユーフラテス川にダムを作るとアラビア湾の海水濃度が上がり、汚染が高まる、海水を淡水化するプラントも大量の電力が必要でCO2排出量が増える。何をどうとらえるのか、悩ましい。
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by fukimison | 2010-05-20 11:28 | 動向  

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