中国、ジンバブエの水力発電に4億ドル

先日、中国の風力発電事業についてお伝えし、本日また中国ものですが、これは中国のアフリカに対する資源外交の実例ということで元記事は少し古めなのですがご紹介です。

5月3日付けAfrica NewsはZimbabwe, China sign $400m power dealとして「ジンバブエの経済復興を停電が脅かすことから、同国はKariba水力プラントの拡張に関し中国のSinohydro社と4億ドルの契約を結んだ」というリードを載せています。

カリバダムをwikiすると「南部アフリカのザンベジ川中流のカリバ峡谷に作られたダム」とあります。

記事に戻ると「ジンバブエ政府は中国のシノハイドロ社と既存のカリバダムに150MWの発電所を2カ所増設する覚書に調印した」とジンバブエの国営発電企業であるZimbabwe Power社がロイターに伝えたとあります。さらに「中国の輸出入銀行がこのプロジェクトに4億ドルもの大金を供給する予定」と続きます。

今までにジンバブエは、発電能力増加するため複数の外国政府と何億ドルもの協力協定を結んでいるが、どのプロジェクトも動き出していないなか、中国は実際に資金の手当てを行い着工に向け着々と動いているようです。

数字を拾うと「現在Hwange火力発電所とカリバダムにより940MWの発電を行っているのに対し、ピーク時の需要は2500MW」とあり、停電が日常化していることを示しています。

このジンバブエと中国の協定について5月6日付けのPower&Energy誌もZimbabwe, China in $400 million hydro plant dealとして伝えています。

大筋は同じなのですが、周辺情報として「ジンバブエはモザンビークとザンビアから電力輸入を行っているが、ボツワナへ40MWの輸出を行っている。これはジンバブエのBulawayo市にある火力発電所(90MW)の改善資金としてボツワナから800万ドルの提供を受けていることによる」とあります。

やったり取ったり大変、その上、Hwange火力発電所は750MWの発電能力を持つプラントして設計されており、おそらく1期として3ユニット計350MWが建設され稼動するはずであったのに、現在は2ユニットしか稼動していない、しかもその原因が停電によるものだとあるあたりが悩ましい。
[PR]

by fukimison | 2010-05-27 11:32 | 動向  

<< サウジアラビア、リヤドに新駅建設 英、連立政権の予算 >>