英ロンドン、新たにヴィニオリの超高層が加わる?

昨日は対応の悪さでブッシュ政権に大きな傷を負わせたカトリーナ、オバマ政権のカトリーナとも言われているメキシコ湾の石油流出事故というディープな話題だったので、目先を変えランドスケープの話題です。

5月21日にロンドンの商業不動産復活と題してリーマンショックで冬眠状態だったロジャースが設計するCheesegaraterの建設計画が復活かというニュースをお送りしました。その関連情報的話題で東京国際フォーラムを設計したウルグアイ生まれの建築家、ラファエル・フィニオリが設計したWalkie-Talkieビルも復活かという記事をお送りします。

発端は5月20日のFT紙のLand Securities in talks to build 'Walkie-Talkie'で、この記事によるとLand SecuritiesはロンドンのシティーにWalkie-Talkieと名付けられた超高層ビルを建設に向けたJVを組むべくカナリーワーフグループを含めた数社と協議を行っているとあります。

この記事にもありますが、ロジャースのCheesegaraterの施主であるBritish LandとこのLand Securitiesは英国の2大不動産投資大手で、両者が超高層計画の実施に向け動き始めた、つまり金融危機以来の赤が消えたというのがはっきりしたことを示します。

さてヴィニオリのビルですが、6月8日付けBD誌のVinoly’s Walkie-Talkie inches closerにあるCGを見ていただくのが良いかと思います。真ん中が膨らんだ高さ150mのビル、ロンドンの景観を劇的に変えるものとなるのは明らかです。超高層を一概に否定するものではないのですが、個としての美しさと全体との調和の両者を考えた時、このビルはちょっと違うナァと感じます。

そして私の感覚を裏付けるかのように、2007年にこのビルの建設計画が持ち上がったとき景観保護団体のEnglish Heritageは「ugliest and most oppressive(最も醜悪であり耐え難い)」ビルと評し、大抗議・反対運動を展開しました。

そしてBDの記事は「ヴィニオリの超高層Walkie-Talkierタワー(150m)を建設するべく、開発事業者のCanry wharf社とJV組成にむけ独占的交渉にはいった。来月早々の契約確定、今年9月の着工が来たいされている」としてFTの記事以降の進展を伝えています。

大批判を受けた2007年当時に建設許可は得ているのでいまさら反対したところでどうにもなら無いのですが、でも、ロンドンにこれですか?という気分になります。
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by fukimison | 2010-06-09 11:18 | 動向  

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