カタール、世界の不動産王?

本日は久しぶりに中東モノです。

天然ガスや石油といったOil Richのカタール、今までもロンドンの高級住宅地を購入(チェルシーの高級マンション開発開発を巡る、ロジャース、カタール、チャールズ皇太子、開発事業者のバトルは今も続いています)したりと財力に物を言わせています。

そのカタールですが6月14日付けGuardian紙はQataris enjoy rich pickings in London propertyと題し、最近ロンドンの高級百貨店ハロッズを15億ポンドで購入したカタールは今年、世界最大の海外不動産投資家に成るだろうと伝えています。

記事は、財力にモノを言わせ、ロンドンブリッジからチェルシーに至る地域がカタールの所有となり、ロンドンの大地主にカタールが加わったという報告が不動産コンサルタントのJones Lang LaSalle 社から発表されたと続きます。

このニュースはthe BI-ME enewsletterもQatar is the new global powerhouse, says Jones Lang LaSalle reportとして伝えています。

こちらの記事はカタールの最近のお買い物はハロッズのほか、シンガポールのラッフルズホテル、ロンドンのGrosvenor Squareにあった米大使館跡地(4億44900万ポンド)と報じていますが、それと同時にラテンアメリカ、東欧、インド亜大陸の物件も購入しており、既成の優良物件と言った枠組みに囚われず世界中に触手を伸ばしているとあります。

Guardianの記事に戻り、カタールの投資機関が所有するロンドンの物件としてレンゾ・ピアノが設計したロンドンブリッジの近所に建設中の超高層ビル(shard of glass:310m)20億ポンドやカナリーワーフを所有するSongbirdの最大の株主であることが伝えられています。

またJLLの国際部長の談話として「ドバイが手ごろ価格のホテルチェーンであるTravelodgeといった物件を購入したのひ比してカタールは物語性のある物件、なにか意味のある物件を好むようだ」と伝えています。

最後にカタールは4つの投資機関を介して資金運用をしており、Qatar Investment Authorityが直接・間接に他の3機関:Qatar Holding, Qatar Diar, そしてBarwaを所有する形をとっているそうです。なかでもQatar HoldingはJ Sainsbury, Credit Suisse、 Barclays そしてロンドン証券取引所の大株主です。 近年カタールが英国に投資した金額は100億ポンドを超えるとあります。

そのカタールですが、国内インフラ整備にも力を入れています。
[PR]

by fukimison | 2010-06-16 11:27 | 不動産  

<< 米、地熱発電助成 ベトナム、空港建設とインフラ >>