サウジ、外国不動産投資家に所有を認める

月曜から梅雨らしいお天気、これは喜ぶべきか?

それはともかく、本日は6月4日にProperty Wireに掲載されたKing Abdullah Economic City named as first opportunity for foreign property investorsを主体にお送りします。カテゴリー、本当は法律ではないかなと思うのですが、解りやすいということで不動産をチョイスです。

記事は「サウジアラビアは現在建設中の4都市で、初めて海外の不動産投資家に土地所有を認めることとした」で始まります。この外国人に不動産所有を認めるというのは日本でははっきりいえば野放し状態ですが、外国、特に植民地を経験した途上国(例えば、スリランカ、インドネシア、戦前の米国でも日系人の土地所有は認められなかった)では自国民以外に所有させないのがお約束となっています。

そういう観点からすると、投資を呼び込むため、サウジが4都市に限って所有を認めたということでのニュースです。

記事は、King Abdullah経済都市がサウジ初の(不動産)自由保有権都市となる予定だとしています。このKind Abdulah経済都市(KAEC)はサウジのメガプロジェクトで、ジェッダの北、紅海に望む地に位置し、面積は1億6800万平方KM、200万人の住民を擁する都市を目指しており、総工費は270億ドルと見積もられています。

このKAECのほか、メディナのKnowledge経済都市、ジャザンのジャザン経済都市、ハイールのPrince Abdul Aziz bin Mousaed経済都市で、このほかTabukおよび東部州にも経済都市建設が計画されているそうです。

ジャザンの場所を調べていたら、シスコのJazan Economic City がシスコの Smart+Connected Communities マスター プランを採用、サウジアラビアに世界水準のスマート シティ サービスを開発へなんていうプレスリリースに遭遇。

スマートグリッド、スマートシティ、都市開発はゼネコンの手からIBMやシスコといった情報コンサルの手に移りつつあるという証拠でしょうか?

本題に戻り、記事は「外国人投資家、個人および企業は新しい経済都市法の下、購入が行える予定だ。法令の施行は直ぐに行われると見られており、担保権執行、再所有、および土地登記といった課題を含む計画だ」とあります。

KAECの開発を行うEmaar Economic City社の担当役員は「KFECは紅海最大の港湾を擁し、工業地域ではフランスの石油会社Total SAや米国のチョコレートメーカーMars社が操業を予定している、今後5年に我が社は40億ドル超をインフラや都市設備に投じる計画であるが、これは我が社だけで行えるものではなく、他のパートナーと共に実施することになろう」と語ったとあります。

多くの場合は自国企業とJVを組む、所有でなく定借だったりしますが、サウジの場合、4都市に限り、インフラ整備を目的として外国人(企業)に土地所有を認めるという方向性を打ち出したということです。
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by fukimison | 2010-06-21 11:47 | 不動産  

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