サウジアラビア、高速鉄道応札情報

昨日の中国情報の続きでもありませんが、山峡ダムが原因で地震や地滑りが起きているという記事が5月末のTimes紙(Chinese dam causes quakes and landslides)にあり、これをお伝えしようかと思ったのですが、あまりに遅い。それに山峡ダム・地震といったサーチワードで検索するとダム建設途中からこれを予言するような記事がでているので却下。でも小さな地震、道路、新築住宅や学校の亀裂、ダム建設で140万人、この上30万人がが移住を余儀なくされるかもしれないと地元行政。なんともすごい数です。大型建設・とくに土木系は予測がつかないことがあるからコワイ。

そこで本日はもっと明るい話題ということでサウジアラビアの高速鉄道の記事紹介としました。
5月にもサウジアラビア、リヤドに新駅建設としてサウジの鉄道事情はお伝えしていますが、メッカ・メディナ・ジェッダを結ぶHaramain high-speed rail(ハラマイン高速鉄道)についてお伝えします。

ハラマイン高速鉄道でサーチすると規模・ルート・入札に関する記事が沢山でてきます。プロジェクトの全体像をwikiでみると444kmの複線で2009年に第1フェーズが始まったとあります。この第2フェーズの入札要綱が20102月に発表になりこれを巡る記事としては3月のサーチナ記事が中国の意気込みや欧州、韓国企業の様子などもわかって面白いかと思います。

そして本日のメイン記事はAirRail NewsのTwo bidders compete for Saudi high speed railway projectで、タイトル通り2社が応札というものです。

記事は「Saudi Railways Organization (SRO:サウジアラビア鉄道公団)はHaramain High Speed Rail Project (HHR:ハラマイン高速鉄道プロジェクト)第2部となる技術・財務業務入札において2社から応札があったと発表した」で始まります。

その2社とはフランスとサウジのAl-Rajhi Allianceであり、もう1社はスペインが主導するAl-Shoulaコンソーシアムです。

第1フェーズはトンネル、橋梁、路盤、駅舎といった建設工事で、今回の第2フェーズは軌道建設、信号通信システム、車両や機材の調達、そして12年にわたる全インフラの維持管理です。ファイナンシャルオファーはRFPとITTに記述されたものの少なくとも80%の技術的要件が満たされた場合にのみ。

中東初の高速鉄道となるHHRですが、メッカ、ジェッダ、アブドラ王経済都市、メディナ、ジェッダ国際空港を時速320kmで結ぶもので、この建設にドイツ、中国、韓国の企業を含む5社が建設落札しています。
さらに英のスコット・ウィルソン社がコンサルタント契約(応札企業が技術・運営基準を満たし、国際基準を満たす技術力があるかなど評価の透明性を確実なものにする)得ています。

肝心の総工費ですが250億ドルとも言われています。
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by fukimison | 2010-07-07 11:05 | プロジェクト  

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