中国、大連で石油パイプライン爆発

暑い週末でした。7月いっぱい暑さが続くという予報。農作物には良いかもしれないけど、ちょっとお休みが欲しい。

お休みが欲しいといえば、石油業界、BPが引き起こしたメキシコ湾の石油流出事故、このプロジェクトへの出資企業に対し、出資額に応じた被害額負担の要請も起きており、この先どのような事態になるのか、これに加え、中国の大連でパイプラインが爆発事故を起し、大連港は封鎖というニュースが飛び込んできました。

7月19日付け新華社の英語サイトを見るとDalian oil spill cleanup in full swing after pipeline explosionとした記事のもと、パイプライン爆発後、港に流れ込んでいる原油の除去作業にあたる漁船の写真が掲載されています。この記事によると3日前(16日)に貯蔵ベースに近い所でパイプラインが爆発・炎上、19日に当局者はは「火災は鎮火し、流出した石油の除去と爆発原因の究明が最大の課題となっている」と述べたとあります。油膜は183平方キロメートルに広がっており、500隻を超える漁船が石油吸着剤や分散剤を搭載し、除去に勤めているそうです。当局者は除去に少なくとも4-5日を要すると語ったとありますが、6隻の石油流出事故対策船はそれぞれ、1時間に100トンの石油に汚染された海水を除去する能力があるが、強風と大波のため作業は遅々として進まないとした記述もあり、本当に1週間弱で大丈夫なのでしょうか?

7月19日付けDaily Financeはこの爆発により大連港の株価は5.1%、この精油所を運営するペトロチャイナは1.4%下落したと伝えています。

そして7月20日付けReutersはChina seals oil port after spillといして大連港の閉鎖を伝える共に、この爆発事故により石油、鉄鉱石や大豆の輸送に打撃を与え、環境基準の厳密化へさらなる圧力を掛けるものとなろうとしています。
1500トンが流出し、160トンが回収されたとしています。被害総額は5000万ドルと見積もられていますが、問題は誰がその費用を支払うのか、つまりこの事故はタンカーが貯蔵施設に石油を運び、荷卸しした後、爆発炎上、流出という経過をたどっているため、流出した石油の持ち主は誰か、そしてそれに保険は掛けられていたのがが問題になるだろうとしています。

爆発事故が起き、鎮火まで15時間もかかったのに人的被害は出ていないのが不幸中の幸いといえましょう。
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by fukimison | 2010-07-20 10:57 | 事故  

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