駐英イラン大使館 チェルシーの二の舞か?

紆余曲折、建設における連続ドラマの様相を呈したチェルシー再開発が終わりを告げたばかりの今日この頃、ロンドンの南ケンジントンに建設が計画されている駐英イラン大使館が新たな火種と成りそうというのが本日の話題です。

8月2日のBuilding Design誌はResidents call on Prince Charles to intervene over Iranian Embassy proposalとしてイラン大使館建設計画に反対する住民の声を伝えています。

南ケンジントン、ハリントン通りの角に建設予定の駐英イラン大使館はイラン人で現在オーストリアをベースに活動しているArmin Daneshgarによるもので、高さは5階建てでたいしたことは無いのですが、パースを見ると、様式がなんともいえない、近未来的なもので、隣接する建物がGradeIIのSt Augustine教会と言われなくても、反対がでてもしょうがないと思います。

イラン大使館という微妙な建築物であることから、ケンジントン&チェルシー議会は保安上の問題により申請の詳細をオンラインで発表していないため(オンラインで詳細が発表されるほうが日本人にとっては驚きですが。。。)役所に足を運び、IDを提示して、200ページにわたる申請書類を見せてもらわなければならないとあります。

秋には建築申請に対する結論がでることから、付近住民はチェルシーの時のように、チャールズ皇太子に介入を求めていると記されています。

8月1日付けのDaily Mailの記事Charles urged to fight scheme for ‘hideous’ new Iranian embassyにBuilding Designのものより解りやすいパースがでていますが、この黄色と不規則な形・配置の窓はちょっとダメでしょう。

英国は景観が不動産価格の一部になっていることから、記事は「このあたりで2bedroomのフラットで約125万ポンド、タウンハウスだと350万ポンド程度する。このようなイラン大使館やイスラミックセンターがすぐ近くにあるようになると、不動産価値は125万ポンドが100万ポンドへ、350万ポンドが300万ポンドへと価値が下がるだろう」と続いています。
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by fukimison | 2010-08-03 10:47 | 景観  

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