北欧の不動産事情

相変わらずインフラ・建設系のサイトを見ていたらGrobal Property Guideが幾つかレポートを報告していたので、それらのご紹介です。

まず8月18日のStrong price rises in Norway: house price bubble?によれば、「低金利によりノルウェーの全地域そして各不動産タイプで価格上昇をもたらしている。健全な経済マネージメントや注意深い支出がノルウェーを世界的な金融危機から比較的無傷な状態にしている」とあります。

さらに記事は2008年中頃から2008年にかけ住宅価格が下落した後、2009年初めに住宅市場は回復し、2010年第2四半期に住宅価格インデックスは9%の上昇をみた」と続きます。

このレポートで目を引いたのは「GDPの伸びは弱いものの、経済のファンダメンタルは安定している。賃金は2010年・2011年に約3.4%の上昇が期待され、2010年4月の時点で失業率は2009年の同月の3.1%から上昇したが、欧州でも最も低い数値である3.7%であった。住宅ローンの利率は過去最低であった2004年・2005年近くに戻りつつある。ノルウェーはユーロゾーンでないものの、欧州中央銀行の低金利を写したものとなっている」

天然ガスや石油が豊富であり、かつユーロに参加していないのが強みとなっているのでしょう。
Sound economic management美しい響きです。

もう1つ、北欧とは言い難いのですがベルギーのレポートです。
7月28日付けのBelgian house prices post strong gains in Q1 2010は、「経済成長の伸びにより、2010年第1四半期の住宅価格は大きく伸びた」と伝えています。

・ベルギーの3地域全てで価格上昇を見た、なかでもブラッセルの伸びが著しくブラッセルの一般的な住宅の平均価格はQ1の前年度比で17%の上昇ぶりだ。一方アパートの価格は(日本で言うマンションでしょう)は同時時期に10%の上昇であった。

・売買の伸びが非常に大きかった、2010年Q1の一般住宅の販売は前年同期に比して10.5%伸び、アパートの販売も13.5%伸びた。

「2010年に1.3%、2011年に1.8%のGDPの伸びが期待され、経済は回復基調を示している」とありますが、英語圏と仏語圏で対立が続き、政治的には不安定なことやユーロ圏であることが気にかかります。

しかし、つい3年ぐらい前まではユーロ圏の強みばかりが喧伝され、それが今では弱が強の足かせになることが示されています。70年代に構想が練られた時と今を比べて言うのは簡単ですが、アジアのバスケットを提唱した宮沢さん、現状を見てどうおっしゃることやらです。
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by fukimison | 2010-08-26 13:43 | 不動産  

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