その後シリーズ

本日は気になるニュースを少しづつお伝えすることにしました。

まず始めは一昨日お送りしたハンガリーの有毒汚泥流出事故から。お伝えした時はまだ日本のメディアは殆ど報じておらず、ハンガリー政府は有毒汚泥流のドナウ川流入阻止に務めているという状態でした。
それから2日たち、赤土色の汚泥流はドナウ川に達してしまいました。
10月7日付け英テレグラフ紙はHungarian toxic sludge reaches Danube riverとして、汚泥流がドナウ川に達し、流れの全エコシステムを汚染する恐れがでたことを伝えています。

正確には「7日朝、汚泥はドナウ川本流から6マイル(約10km)離れたMosoni取水口に達した」であり、「欧州で2番目に長い河川であるドナウ川は、ハンガリーから途中クロアチア、セルビア、ブルガリア、ルーマニア、そしてウクライナを通り、黒海へ注ぐ」ということで汚染の拡大が懸念されています。

事故による直接被害は「死亡4名、負傷120名、行方不明3名」であり、初期報道では100万立方メートルと記されていた有毒廃棄物を含む汚泥が35 million cubic feet of toxic waste(3500万立法フィートの有毒廃棄物)が流出したと見積もられるとあり、この有毒汚泥に汚染された村落、一番の問題は農地・牧場は土質中性化をしたところで、そこからの農作物を流通させることはまず無理でしょうし、被害住民にどのような補償がなされるのか、今後どのような形で被害が現れるか不安です。

2010年前半で最大の環境不安は4月におきたメキシコ湾の石油流出事故でしょう。
たびたびお伝えし、8月末に米、メキシコ湾石油流出事故その後+αとして、流出した石油の8割がたが回収された米政府は発表したとお伝えしました。

これに関する最近の記事といえば、10月7日付けガーディアン紙のGulf oil spill: White House blocked and put spin on scientists' warningsで、「オバマ大統領が石油流出事故調査のため任命したパネルは、ホワイトハウスが科学者による油井事故による環境被害の警告をブロックしたとする調査書を発表」「石油流出事故を酷く軽視したことがやり玉に」そして「科学者による流出原油の行方への取り組み」を伝えています。

しかし事故当初の発表が最終的な流出量の12分の1であったとは、知らなかった。
少なく見積もりたい、穏便に、というのが裏目にでた典型であり、オバマ政権への信頼を揺るがすものとなってしまったことは事実のようです。
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by fukimison | 2010-10-08 15:00 | つれづれ  

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