ABD、タイの太陽光発電プロジェクトに融資

本日は一昨日のIEA勧告の続き的なものを選んでみました。Policy Pathwaysシリーズを利用するであろう中間国とでもいうのでしょうか、発展途上国ではないが、欧米とは隔たりがある国の省エネ化や持続可能エネルギーへのシフトは今後注目すべきもののように感じています。

そこで本日の記事ですが、10月12日付けアジア開発銀行(ADB)のNews ReleaseのADB Signs Loan Agreement to Build Two Solar Power Plants in Thailandを中心にお伝えします。

リリースは「アジア開発銀行はThe Bangchak Petroleum Company Public Company Limited (BCP:バンコク石油株式会社とでもいうのでしょうか?)が計画するタイ中部に建設を予定している2カ所の太陽光発電所荷向け、最大42億バーツ(1億4500万ドル)の融資を行う。」で始まります。

融資対象の発電所ですが、8メガワットと30メガワットの発電能力を持ち、この建設によりタイ政府は2022年までに商用エネルギーの20.4%または5,608メガワットを再生可能源によるものとるすとした目標達成に一歩近づくそうです。現在バイオマス、太陽光、水力などの再生可能エネルギー源による発電量は1,754メガワットとありますから、あと10年ちょっとで4000メガワット弱はなかなか大変な目標値です。

借款の内容ですが「15年の借款協定の下、みずほ銀行はバーツ建て債における中期リスクの大部分を負うものであり、このローンに加え、ADBはBCPが行うカーボンニュートラル目標に向けた開発、実施およびモニターなどの技術的支援や他の電力企業が行う二酸化炭素排出ゼロ戦略に向けた訓練に40万ドルを供与する」のだそうです。技術的支援の費用枠がある、まさにIEAのガイドブック的なお話です。

さらに「タイは南東アジアで最大のエネルギー消費国であり、タイ電力庁は2008年から2020年にかけ年間平均4.22%の需要増を見込んでいる。現在タイの電力の約70%が輸入天然ガスによるものであり、当然ながら価格や供給の不安定さといったリスクをもたらしている」と続きます。

このニュースはKHLも10月13日にADB makes loan to Thai solar sectorとして伝えています。

これらのプラントはバンコクの北100kmのアユタヤに建設され、工事は2011年に始まるそうです。
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by fukimison | 2010-10-14 18:09 | プロジェクト  

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