サウジ、メッカプロジェクト

以前から気になってはいたのですが、今ひとつ良くわからないのにサウジアラビアが行っているメッカプロジェクトがあります。サウジにあるメッカはムスリムの聖地であり、一生に一度は巡礼に行くことが義務付けられていると学校で習いました。そのため毎年サウジには数百万人のムスリムが訪れ、期間と場所がピンポイントなため、場合によっては大混乱とも聞いています。

宿泊施施設確保が大きな問題で、昔は遊牧民らしくテント村でそこで炊事?の火が天幕に燃え移り大惨事ということも発生したらしいです。そこで始まったのがメッカプロジェクト(正確にはJabal Omarスキームと言うようです)

11月5-11日号のMEEDはClock ticking at Mecca projectとしてこのプロジェクトを紹介しています。

簡単にご紹介すると、2009年にドバイの建設市場が打撃を受けてから中東で魅力的な市場の一つとなったのがサウジであり、なかでも毎年1300万人の巡礼が訪れるのがメッカ。この人々に対応しきれないインフラや宿泊を提供しようというのがJabal Omar開発プロジェクト、完成まで300日を切っているのに財政的な問題を抱え、その手当ての目処が?というもの。

まずJabal Omar Development CompanyをCorporate Informationでみると、同社はサウジベースの合資会社で主に、Jabal Omar地域で住宅、ホテル、商業施設、駐車場の建設、販売、賃貸及び開発を行っているとあります。

Jabal Omar で検索すると山ほど画像がでてきますし、その規模の大きさはとってもアラブです。
またskyscrapercityのサイトを見るとプロジェクト規模は「35階建てアパートメントタワー7棟、50階建てホテルタワー2棟、15階建てホテルブロック4棟、4階建てショッピングコンコース、建設開始2001年」とあります。

10年がかりのプロジェクト、まるで中国の三峡ダムみたいです。

MEEDは資金問題を取り上げていましたが、2003年のアラブニュースもMakkah’s Jabal Omar Project to Cost SR12 Billionとして120億リヤルのプロジェクトを伝えています。

最近のものとしては2010年10月20日のAMEinfoのCapinnova to finance Mecca project があります。この記事は「BBK(バーレーン・クウェート銀行の一部でシャーリアによる投資を行うCapinnova投資銀行はメッカの宗教的ホスピタリティプロジェクトの資金支援のため1650万ドルのつなぎ融資を提供する」で始まっています。

大きな時計のあるタワーといい大時代的な感じがしますが、巡礼期間外はどうするんでしょうか?
巡礼期間外でもメッカは行くべき聖地であり、江戸時代のお伊勢参りみたいな吸引力があるのでしょうか?
なぞです。
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by fukimison | 2010-11-11 11:30 | プロジェクト  

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