チャールズ皇太子の財団、cabeのデザインレビューを狙う?

以前も英連立政府が財政難から特定法人を仕分けし、予算をばっさりカットしたというニュースやEnglish Heritageとのデザインレビューを主に行うcabeの合併のウワサをお伝えしました。

それを受けて?チャールズ皇太子の財団がcabeのデザインレビュー役を担おうと考えているという談話が皇太子の財団のサイトにでています。

Statement by Hank Dittmar, Chief Executive, The Prince's Foundation for the Built Environment, on Design Reviewというのがその談話で、その中ほどに「皇太子の財団は建築家や他の設計家集団の支援と共に、地元自治体や開発業者にデザインレビューを提供することの実現可能性を調査している」とあります。いくらお金持ちの皇太子が主催する財団とはいえ「Such a service could be provided on a fee for service basis」とサービス内容による有料制としています。しかし面白いのが「当財団は、他とは異なり、伝統建築やアーバニズムを排除しない、バランスのとれたグループをリクルートする予定である。当財団の目的は通りや広場、公園によって繫がる歩きやすい、多目的なご近所を中心とする建築や設計を対象とし、財団により構成されたデザインレビューのパネルは、設計家の目的よりも人々の建物でありコミュニティーに、そしてコミュニティーが参加したデザインプロセスを支持するものとなろう」として、これは暗にいままでのcabeのやり方を批判しているように感じます。

11月1日付けのConstruction Manager誌ははっきりとタイトルをPrince’s Foundation eyes Cabe design review role として報じています。

こちらはスターリング賞受賞者のアルソップが「最悪」とコメントしたことや、一方cabeのデザインパネルに6年間在籍したロバート・アダムが「現行のプロセスは非民主的」でありレビュープロセスに他の建築様式が入ることを支持していると伝えています。

さて来年3月の終焉を控え、どのような結果になるのか、興味津々です。
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by fukimison | 2010-11-19 12:29 | 動向  

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