Gated Town, Gated City

11月26日付けBuilding Design誌のMayor warned: London is being privatised読みながら、以前、槙先生がGated Town、ほかの建築家の方が閉じられた街という言い方をなさっていたのを思い出します。

防犯上、街というか住宅地が塀に囲まれ、入り口に警備員がいる街区、外国で見かけますが、開発途上国の高級住宅地、ないしは、先進国の高級住宅地、どちらにしろ、安全にお金のかけられる人が住む家だったり地域だったりです。

日本ではせいぜい警備の厳しいマンション程度、世田谷区で警備保障会社が事業者となって開発した大型マンションが安全性を売り物にしていたのを思い出します。

しかし、防犯にしろ、孤独死にしろ、どんなに監視カメラを設置しようと、隣近所による穏やかな気遣いに勝る安価で安心なものはないと言います。

そしてこの記事ですが、ロンドン市長のジョンソン氏の言葉「オープンスペースがどんどん塀に囲まれたり、警備員によるパトロールが強化されたり、好ましくない人や行動が締め出され、ロンドンがどんどん私有地化されていく危機に瀕している」で始まります。

このコンテクストでいうとオープンスペースは公園・広場というより公的領域に属するものより、公開空地だろうと思います。高層化複合開発を行った際の公園状空地が過度の警備対象になっているというこで、これは英国人にとっては公への侵害なのかもしれません。

このブログを始めた頃にやはり英国の地方都市での警備についてお知らせしたことがあります。リバプール再開発

あれから2年以上が経ち、経済的にも世界中が不安定になってくると、こういう話が多くなるのでしょうか?

記事は「議会の計画委員会は、開発業者が新しい公共領域の管理を手中にする傾向を覆すため、ジョンソン市長およびロンドン議会が厳しい措置をとる必要があると述べている」と続きます。

おそらく公開空地は私有地なので、事業者は事件を防ぎ、危険=人が近寄らない=レストランや路面店に人が入らない=より人気がすくなくなる=開発地の価値が下がるという流れを起さないためにさらにお金をかけるのでしょう。

これが良いのか悪いのか、良くわからないけど、外国人のあげる東京のよさの一つに治安があります。
昔に比べ大分荒々しくなったものの、でも平均的に終電まで不安を感じずに電車に乗れる。

少なくともミッドタウンの公開空地を警備する人の姿を見たことないのを喜ぶべきなんでしょうね。
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by fukimison | 2010-11-30 17:28 | つれづれ  

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