相変わらずのドバイ

本日の朝刊、アルジェリアの高速道路建設で日本のゼネコンに1000億円の未払い金があることなどが伝えられていました。ドバイの地下鉄プロジェクトの未払い代金というのもありましたが、最近さっぱり報道が出ません。落札したものの、相次ぐ設計変更や工事を始めてみて軟弱地盤や地質状態の悪さが露呈、結果費用が嵩み工期も遅れる、契約条項をめぐりクライアントとの訴訟合戦というのがパターンのようです。

そこで本日は12月12日付けのArabian Businessが伝えたIstithmar sells stake in Cape Town project を中心にお伝えします。

記事は「負債に悩むコングロマリット、Dubai Worldの投資機関であるIstithmar Worldは15億ドル超の価値がある南アフリカのビクトリアおよびアルフレッドのウォーターフロント不動産開発の持分を売却したとの
報道がなされた。Mail & Guardianによれば、ケープタウン・プロジェクト(Istithmar社が37.5%を所有)は南アの企業コンソーシアムに14億6000万ドルで売却された」と伝えています。

このウォーターフロント開発は英国を本拠とするLondon and Regional Properties社とIstithmar World社にによる10億ドルの共同計画の一部だそうです。同社のポートフォリオには米の高級小売チェーンのバーニーズニューヨーク、カナダを本拠とするCirque du Soleil、ニューヨークのマンダリンオリエンタルホテルがあると記されています。

名前からすると素晴しい資産のように見えますが、高級ホテルや小売店は長引く不況との体力レースに疲れ始めたといったところでしょうか?

記事は「先月、ドバイはほぼ250億ドルの負債の再編の一環として、政府が所有する企業の一部を売却することを検討中であると発表した」で終わっています。

Dubai Worldの関連記事を見ていると12月1日付けでDubai Holding unit delays $555m loan for third time という記事があり、「コングロマリットのDubai Holdingsの本体は11月30日が期限であった5億5500万ドルのローンを12月30日に延長した。これはDubai Holdingsの赤字を生む不動産企業であるDubai HOlding Commercial Operations Gourpによる3度目の延期だ」とあるあたり、泥沼状態が見えるような気がします。
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by fukimison | 2010-12-14 13:49 | つれづれ  

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