フランス、カメルーンに4億3600万ドルのインフラ助成

なかなか日本では報道されない、またネットでも見つけ難い欧州とアフリカの2国間援助の話題です。

これは1月14日のロイター・アフリカでFrance to grant Cameroon $436 mln over 5 yrs: radioとして報道されたもので、若干古い日付なのですが、レア物としてのご紹介です。

記事は「金曜(1月14日)国営ラジオ放送は、今後5年に渡りフランスが農業・インフラプロジェクトに対し2130億CFAフラン相当の助成金をカメルーンに供与するものだと伝えた」

このCFAフランですが、「カメルーンの通貨は、西アフリカ、中部アフリカ地域の多くの国で用いられる共同通貨。西アフリカ諸国中央銀行 (BCEAO) 発行のもの(略称XOF)、中部アフリカ諸国中央銀行 (BEAC) 発行のもの(略称XAF)の2種類がある。
1948年から1フランス・フラン=50CFAフランの固定レートであったが、1994年には実勢に近づけるため1フランス・フラン=100CFAフランに切り下げられた。
現在は基軸通貨をユーロとしており、1ユーロ=655.957CFAフランである」と世界の通貨と金の話というサイトにありましたが、ロイターのタイトル中に$436 mlnとあることから、4億3600万米ドル相当なのでしょう。

記事に「資金はC2D債務救済および開発協定と言われる条件のもと提供される」とあり、これに関するフランスの条件が記されていますが、インフラとは少し離れるのでカット。

「国営ラジオ放送は資金の60%は農業および地方開発プロジェクトに、34%はDoulaを流れるWouri川にかかる第2鉄道橋建設を含め、都市およびインフラ開発に投じられる計画だと伝えている」と続きます。

カメルーンの都市や河川名は全く解らず、ブリタニカでWouri川をみると、「カメルーンの南西部を流れ、同国の主要工業都市であり太平洋に面した港湾都市であるDoualaで大西洋に注ぐ」とあり、なるほど、工業都市であり、輸出入港であり、輸送量の増大から2番目の鉄道橋が必要なったのだなぁ、それとも現在の鉄道橋は植民地時代に建設され、その老朽化によるのだろうなどと想像を逞しくします。

「残りの資金は専門職の訓練や他の潜在性の高いプロジェクトの資金として利用される計画だとラジオは伝えている」

「年間220億ドルのカメルーン経済は中央アフリカで最大のものであり、物資輸出国(石油)であり、莫大な鉱物資源の潜在性を持ち、世界5位のココア生産国であるものの、世界的な景気低迷の影響を大きく受けている」

記事中にある目を引く項目として「政府は発電容量を拡大しインフラを改良する意欲的なプログラムに乗り出した」、「今年後半に行われる投票」、「大統領は30年近くも同国を統治し、国家機構を厳しく管理」、「職に就けない若者のフラストレーションから来る騒乱」があり、これは第2のチュニジアか?です。

多くの日本人にとりカメルーンは「サッカー」のイメージぐらいしかないように思いますが、こういった記事をきっかけに見ていくと、いろいろな所でいろいろなつながりがに気付くのが面白いといっては不謹慎でしょうか?
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by fukimison | 2011-01-19 11:21 | プロジェクト  

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