フランス、Brittany-Loire渓谷高速鉄道PPPにEiffage社

新聞の書評欄、出版社の新刊広告をみていると日本も海外もどうやって不況を同逆手にとるか?これからの高齢化社会の生き残り方についての本が多いなぁと感じます。
対外債務の多い国はDEBT(ドバイ、EU、ブラジル、トルコ)というのかぁとトリビアのお勉強をしたりと、役に立ちそうもない知識を仕入れたりです。

本日は珍しくフランスの高速鉄道プロジェクトのご紹介です。
こういう記事を見ていると、欧州はTENsに代表されるよう、鉄道シフトをちゃくちゃくと進めて、こういった事業を実績にして開発途上国にうりこむのだろうなぁと感じます。

1月19日付けEuropen Railway Review紙はBrittany Loire Valley high-speed line: RFF selects Eiffageとしてこのニュースを伝えています。

「この34億ユーロ(45億ドル)のインフラプロジェクトは今後5年における欧州最大の工事プロジェクトとなろう。Réseau Ferré de France(フランス鉄道線路事業社・RFF)はBrittany – Loire渓谷高速鉄道路線の設計、建設、維持管理および、資金調達(DBMF)におけるPPP契約の優先入札者としてEiffage社を選定した。」
「既存のParis・Connerré(ル・マンの東20km)間の高速鉄道路線の延伸として同プロジェクトは、フランスの最西部地域へのアクセス向上となるものだ。」

プロジェクト内容ですが、
182kmの高層鉄道路線を含む214kmの新路線
総投資予算34億ユーロ
工事期間を通じ、1年当たり1万件超の雇用の創出
移動時間の縮小、パリ・レンヌ間で37分、パリ・ナントまたはアンジェで8分
完工2016年秋
となっています。

記事はPPP契約、Brittany・Loire地域における高速鉄道路線についての紹介が続きますが、この中で眼を引いたのは「入札はコスト、財政的堅牢性、プロジェクトの技術および環境における質、路線建設時間およびSMEの関与の5つの基準をもとに検討された」としたあたりでしょうか。

このプロジェクト入札については1月21日付けのWorld Construction Network紙でもEiffage to construct a high-speed rail line in Franceとして伝えられています。

こちらの記事もERR紙と同じように「フランスを本拠とするEiffage社はフランスで高速鉄道路線を建設するPPP契約(34億ユーロ)の優先入札者として選定された」で始まります。

記事はさらに「フランスの鉄道インフラ企業であるRFFはEiffage社をブリタニー・ロワール渓谷鉄道路線プロジェクトにおける25年の設計、建設、維持管理および資金調達契約における最終選考社とした」と続きます。

こちらの記事で目を引くのは「フランスの請負業者であるEiffage社はブイグシャやヴィンチシャといったライバル企業から優先入札者の地位を勝ち取った。このプロジェクトの資金はフランス政府や地元自治体およびフランス鉄道路線事業者が供与する」とあるあたり。

おそらく工事については建設期間の順守、維持管理は災害時の復興時間の縛りが契約条項についてくるのでしょうけど、今年みたいな大雪の時はなかなか大変でしょうねぇ。気候変動における特約というのはあるのかしらん?

5年ほどの工期で214kmかぁ。ロワール渓谷、行ってみたいなよその国、乗ってみたいな高速鉄道。
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by fukimison | 2011-01-24 11:16 | プロジェクト  

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